平凡社新書<br> 「脱原発」への攻防―追いつめられる原子力村

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平凡社新書
「脱原発」への攻防―追いつめられる原子力村

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858679
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0254

出版社内容情報

安倍政権下でも原発再稼働は進まず、電力自由化、東芝の経営危機、損害賠償裁判など、「ムラ」は確実に追いつめられている──。

はじめに



第1章 電力自由化で攻防激しく

1 原産協会会長の危惧と東芝危機

2 崩れる9電力の地域独占

3 電源シフトへ大手電力の壁

4 実力付ける再生可能エネルギー

5 「事故費用の備え」をどうするのか



第2章 東電の実質国有化と国民への負担転嫁

1 東電が負う「責任と競争」

2 事故の賠償「免責通じぬ」

3 廃炉、賠償で国民の負担増へ

4 21・5兆円割り振り 短期決着

5 経営トップ人事 生え抜き「完敗」



第3章 何が起きたか、どう再生するか──当事者、被災者に聞く

1 首都圏避難だったら地獄絵だった──元首相・菅直人氏

2 なぜ「伝家の宝刀」を使わなかったのか──元四国電力社員・松野元氏

3 人間の生きる尊厳を奪われた──ひだんれん共同代表・武藤類子さん

4 線量基準は私たちが決めるべき──チェルノブイリ法研究者・尾松亮氏

5 福島再生、公害の教訓に学ぶべき──大阪市立大学教授・除本理史氏



第4章 電力・原発をどうするのか──政治家、専門家に聞く

1 賠償、現状回復?東電は責任果たせ──衆議院議員・河野太郎氏

2 差し止め訴訟?「原発いらない」世論が支え──元裁判官・井戸謙一氏

3 自然エネルギー、爆発的普及期に──自然エネルギー財団局長・大林ミカさん

4 「原発のごみ」、総量に上限を──原子力資料情報室共同代表・伴英幸氏

5 東芝の海外原発、失敗は必然だった──専門誌編集長・宗敦司氏



第5章 「ふるさと喪失」は償われるのか

1 住職は地域が消えると恐れた

2 主婦は戻れないと思った

3 「ふるさと」を失ったのだ

4 なぜ、裁判で闘うのか

5 「納得できない」と集団訴訟に



第6章 津波への対策は十分だったのか

1 1枚のCD―ROMに

2 「ない」はずの資料が

3 警告は無視されたのか

4 「起訴すべき」と検察審査会

5 対策は「不可避」だった?



あとがき



小森 敦司[コモリ アツシ]
著・文・その他

内容説明

電力自由化、東芝経営危機、原発事故賠償裁判、東電幹部強制起訴…原発事故から7年―「ムラ」は、ついに壊れはじめた。取材を続ける記者が綴る、日本の「脱原発」という必然。

目次

第1章 電力自由化で攻防激しく
第2章 東電の実質国有化と国民への負担転嫁
第3章 何が起きたか、どう再生するか―当事者、被災者に聞く
第4章 電力・原発をどうするのか―政治家、専門家に聞く
第5章 「ふるさと喪失」は償われるのか
第6章 津波への対策は十分だったのか

著者等紹介

小森敦司[コモリアツシ]
1964年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。87年、朝日新聞社入社。千葉・静岡両支局、名古屋・東京の経済部に勤務。金融や通商産業省(現・経済産業省)を担当。ロンドン特派員(2002~05年)として世界のエネルギー情勢を取材。社内シンクタンク「アジアネットワーク」でアジアのエネルギー協力策を研究。エネルギー・環境分野などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

60
電力自由化、事故による犠牲の大きさ、目処もつかない放射性廃棄物の最終処分、安全のための膨大なコスト、それを国民に転嫁する料金体系。ビジネスとして終わってる…。だから輸出はうまくいかないし、東芝の経営も危なくなった。「脱原発」に舵を切る理由は揃ってるように見える。…なのに何故? 原子力村の存在もさることながら、やはり何か大きな力が働いているにだろう。本書は新聞記事がベースで多少散漫な感じはあるものの、関係者へのインタビュもsり、わかりやすい。3.11が過ぎても原発問題は終わりじゃない。しつこく追いかける!2020/03/14

とくけんちょ

35
原発問題は、これからどうなっていくのか。原発事故の補償、ふるさとを失った損失はどのような計算式で導かれるのか。脱原発は可能か、ここまでの大惨事を引き起こしておきながら、脱炭素で原発推進か。処理施設の問題は、誰がどう引き受けても、未来の責任は取れないだろう。それもまた変更のきかないレールなんだろうか。2024/05/25

ゆきまさくん

3
東京電力、東芝といった「原子力村」の中心的な代表と言われた二社が瀕死の状態を負い、原子力村はどうなるのか? 識者の見解を織り混ぜながら、再生可能エネルギー、原発最終処分はどうするかについて言及している。 当事者や専門家へのインタビューが秀逸。2018/03/04

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