平凡社新書 大相撲の見かた

桑森 真介【著】

平凡社（2013/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 175p／高さ 18cm
• 商品コード 9784582856842
• NDC分類 788.1
• Cコード C0275

出版社内容情報

何気なく見ているだけでは分からない相撲の攻防を、図解やイラストとともに紹介。相撲の定石や駆け引き、タイプごとの攻めのパターンなど、相撲観戦がさらに楽しくなる一冊。

内容説明

おっつけ、かち上げ、巻き返し、前さばきなどおさえておきたい相撲用語から、攻め方の定石、力士ごとの攻めと防御のタイプまで、何気なく見ていた相撲がもっと楽しくなる取組の見どころ、観戦のツボを解説。知っていそうで知らなかった力士たちの攻防を紹介。

目次

１章　相撲用語を知る（がぶる、おっつける、かち上げる！？非日常的な相撲用語；よく耳にする決まり手　ほか）
２章　取組の攻防を見抜く（仕切り～立合い；攻防　ほか）
３章　現役力士の取り口と勝負の見どころ（多くの力士には得意な攻め方、相撲の型（タイプ）がある
現役力士の取り口、特徴　ほか）
４章　相撲史に残る「昭和・平成の名勝負」（栃錦‐大内山―昭和３０年５月場所　千秋楽；栃錦‐若乃花―昭和３５年３月場所　千秋楽　ほか）

著者等紹介

桑森真介［クワモリマサスケ］
１９５５年福井県生まれ。明治大学教授。博士（医学）。元明治大学相撲部コーチ、明治大学相撲部在籍中に全国学生相撲選手権大会個人２位・団体優勝。長年にわたり、相撲の体力学的、生理学的研究に従事。中学校武道必修化にあたり、（財）日本相撲連盟・中学校相撲授業指導法研究委員会座長として、指導の手引きや視聴覚教材などの作成に携わった（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐島楓]

若貴時代から大相撲を見ているけれど、この本に出会うまで知らなかった相撲用語は多数ある。イラストを交え「おっつけ」「かいなを返す」などの動作が説明される。それがとてもわかりやすい。基礎的な知識は、この本を読めば事足りる。おすすめ。

2016/01/16

[みち]

大相撲が好きなのだけど、実況で解説している言葉をあまりよく理解できていなかった。この本は基本的な言葉や、取り組みの面白さをわかりやすく解説しているので、相撲がもっと好きになれそう。来月、この本を持って、大阪場所見に行きます。

2017/02/15

[リキヨシオ]

本書が出版された平成２５年は琴欧州や把瑠都が現役時代でデータ自体は少し古い…それでも大相撲を見始めて２０年以上なる自分にとって当たり前すぎてかえって知らなかった事や再発見した事が多かった。大相撲中継でアナウンサーや親方が話す当たり前の用語もその意味を理解する事によって今まで以上に深く楽しめる気がする。そして当たり前に見ていた力士同士のぶつかり合い！手に汗握る白熱の取組みの中にも高度な技術や技の応酬などが凝縮されている。日本人横綱が誕生して盛り上がる大相撲！今年こそは両国国技館で実際に大相撲を観戦したい！

2017/02/08

[nowhereman]

これまでの人生で大相撲に興味を持つことはほとんどなかった。しかし、先日何気なく相撲中継を観ていると、勝敗を大きく左右する立会いの激しさ、鍛え抜かれた逞しい肉体などに興奮を覚え、すっかり大相撲の虜になってしまった。その日から毎日録画して見始めた。しかし、中継を見ていても相撲用語や技が分からない為、相撲の醍醐味を味わえていないと思い、この本を手にとった。写真やイラスト付きで解説されているので、非常に理解しやすかった。この本のおかげで、今から来場所が楽しみで仕方がない。

2015/11/22

[流之助]

相撲のことを知らない人に相撲について簡潔に説明したくて再読。 執筆当時に現役の力士たちについても知ることができ、コラムも充実。昭和の名勝負についての写真付き解説も勉強になる。

2019/06/26