内容説明
市民ランナーの市民ランナーによる市民ランナーのための本。マラソンを走って知恵がつくかどうかはわからないが、フルを百回以上完走した経験を活かし、実用に徹して書かれた本書には、市民ランナーの現実に即した小さな知恵が満載。あなたもこれでサブフォー間違いなし。プロの立場を徹底的に排した反エリートマラソン宣言。
目次
はじめに―市民マラソン入門
こころとからだの準備
プロダクツ、コース、ダイエット
トレーニングとレース出場
フルマラソンに向けて
マラソンの走り方
走力アップのために
「卒業」を目指して
おわりに―「卒業」後の進路
付録
著者等紹介
原章二[ハラショウジ]
1946年静岡県生まれ。パリ大学博士(哲学)。現在、早稲田大学教授。50歳でフルマラソン、55歳でトライアスロンを始め、フル100回を達成してなお走り続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木拓
23
マラソンを初めて走ろうという人向けの本ではあるが、初心へ帰るという意味でも、共感できるところが八割くらい。二割くらいは違うなぁと思うところがあるが、それもまた人それぞれということで楽しく続けられればよいという著者の考えに賛成。冒頭の「市民マラソンはエリートマラソンの劣化したコピーではない」という言葉にも勇気づけられる。生涯スポーツとしてマラソンに取り組む人が目指す道などもとても参考になった。2022/02/17
ヨータン
15
ランニングの専門家ではなく、市民ランナーが書いた本なので、市民ランナーのことよくわかっているな〜と感心したし、物理的、心理的にハードルが高いペース走なども勧めていないのも気に入りました。LSDプラスたまに10KMとハーフへの出場で、サブフォーは達成できるらしい。なんかやる気が出てきました。2016/01/16
ふくみみ
8
同じ市民ランナーとして納得出来ることが多々あり。早稲田の哲学の教授が30km越えを乗りきるのにお母さ~んと脳内で叫んでいるかと思うと可笑しいが、その気持ちは良くわかる。サブフォーへのステップアップについてはあまり具体的でなく、フルマラソンを走るための練習をサボらずに続けること、手軽に出来るトレーニングを続けることで自然に達成されると書かれていて、やっぱ自分はそこがだめなんだなぁとしゅんとした。レースをトレーニングの場とせよというのを読むと、川内さんはそういうところもプロの市民ランナーなんだなぁ。2015/02/21
Kaz
7
大会に出る気はなく、でもサブフォーは意識している、ランニング一年経過の市民ランナー?です。書いてあることが、私にとっては高いレベルでした。もっと低レベルな人の本が読みたい。2018/02/28
ぺぽかぼちゃ
6
マラソンの師匠から勧められた、一般人が市民ランナーとしてフルマソンを走るための本。「お前らはプロのマラソン選手じゃないんだから、マラソンコーチやエリート達が書いた本を読んで勉強してもダメだ。環境や目的がそもそも違う」という斬新な切り口で書いてあり、面白い2014/11/23
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