内容説明
ツルやガンが田園に降り立ち、ホタルが水辺を舞い飛ぶ。そしてサクラソウやネムの花が郊外の野山に咲き誇る。世界でも稀な美しい緑園都市だった江戸で、人びとは四季折々の自然をどのように楽しんでいたのか。鳥や花、月見や雪見、そして潮干狩りや枯れ野行きまで、町の中や近郊に花鳥風月の名所をたずね、お江戸の自然探勝を楽しんでみよう。
目次
春(根岸の里のウグイスの声;ウメ香る梅屋敷 ほか)
夏(上野の森に鳴くフクロウ;嘴ならすコウノトリ、葛西 ほか)
秋(秋の七草香る百花園;ウズラ鳴く駒場野 ほか)
冬(江戸に舞う鴇色の翼;江戸前の磯の香りはアサクサノリ ほか)
著者等紹介
松田道生[マツダミチオ]
1950年東京都生まれ。日本鳥類保護連盟、日本野鳥の会の職員を経て、現在は日本野鳥の会嘱託研究員、立教大学非常勤講師。野鳥関係の書籍70冊あまりを手がけたほか、NHKラジオの「夏休み子供科学電話相談」の回答者など、さまざまなメディアを通じてバードウォッチングの普及に努める
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