出版社内容情報
今も年に200本近くのライブをこなすフォークシンガー中川五郎。ディランやブコウスキーの翻訳、音楽評論や小説でも知られる彼の多面的な魅力を、そのまま一冊に封じ込める。
内容説明
18歳でデビューして52年。歌手、音楽評論家、翻訳家、小説家…いくつもの顔を持つ異才の仕事を一冊に凝縮。
目次
第1章 ぼく自身のための広告
第2章 ぼくのグランド・ティーチャーズ
第3章 ぼくのヰタ・セクスアリス
第4章 ぼくは犯罪者になった!
第5章 街には女がいて、男がいて
付録 ぼくの歌の足跡―中川五郎が中川五郎をレビューする
著者等紹介
中川五郎[ナカガワゴロウ]
1949年、大阪生まれ。60年代半ばからアメリカのフォーク・ソングの影響を受けて、曲作りや歌手活動を始め、68年、「受験生のブルース」で注目を集める。70年代以後は音楽ライターとしての仕事が活動の中心に。さらに、90年代以後は小説の執筆や翻訳に注力。1990年代の半ば頃から、活動の中心を歌うことに戻し、日本各地でライブを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
167
図書館の新刊コーナーで見つけて、松井五郎と勘違い(表紙の写真が何となく玉置浩二に似ている気がしたため)して読みました。読んでみたら、全く知らないミュージシャン&作家でしたが、凄まじい音楽人生を送ってきたんですね。 https://goronakagawa.com/index.html https://www.youtube.com/watch?v=4TL235nWy6M2020/09/11
秋 眉雄
12
『ここまではっきりと歌う者はいないだろうといい気になっていたのだが、そんなことまでは誰も聞きたくなかったのだ。アルバムの売り上げは散々で、1970年代も終わりになるとぼくのライブにもほとんど人が来なくなってしまった。』今も精力的で魅力的な音楽活動をしている中川五郎さん、新旧の文章を織り交ぜながらの一冊。歌とは何か、歌うというのはどういうことか。そういうことを考えさせてくれるシンガーのひとりです。2025/06/25