目次
第1部 刑法学における応報刑論のルネサンス(ドイツ刑法学におけるカント主義の再評価;ドイツにおける規範的な応報刑論の展開;カント刑罰論における「予防」と「応報」―ヴォルフ学派のカント主義的な応報刑論に基づく一考察;刑罰の目的とその現実性―自由の普遍的保障との関係)
第2部 自由の普遍的保障と刑法における不法概念(刑法上の不法概念の法哲学的基礎づけ;正当防衛の基本原理;救助のための拷問の刑法上の正当化―ドイツの議論を中心に;保安監置制度の正当化―法的強制としての自由の剥奪?)
付録 フォイエルバッハの刑罰論が示唆するもの―Lu´is Greco,Lebendiges und Totes in Feuerbachs Straftheorie,2009の紹介
著者等紹介
飯島暢[イイジマミツル]
1971年東京都生まれ。1994年慶應義塾大学法学部卒業。2004年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。法学博士号(Dr.iur.)取得(ドイツ・トリアー大学)。香川大学法学部助教授・准教授を経て、2010年関西大学法学部准教授。2011年関西大学法学部教授(現在に至る)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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