藝文往来

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582833515
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ある時は酒を酌み交わし、ある時は死について考え、多彩な文学者や芸術家との深い交流のなかで、文学が生まれる現場を描き出す。

内容説明

本をめぐる気ままな随想が、いつしか文学者・藝術家をめぐる回想へと繋がっていった。つねに文学が生まれる現場に立会い、小沢書店とともに生きた30年の思い出を、「昨日の花束」として読者に捧げる初めての随想集。

目次

記憶の中の本
春には詩集を―大岡信
中空に遊ぶ―大庭みな子
「読み・書き・散歩」―富士川英郎
晩春の花見―野々上慶一
失われた「時」の行方―高橋英夫
夕暮れの時はよい時―秋山駿
梅雨空の夢想―遠山一行
雲白く遊子悲しむ―水上勉
月出れば盆踊りせむ―前登志夫〔ほか〕

著者等紹介

長谷川郁夫[ハセガワイクオ]
1947年神奈川県生まれ。早稲田大学文学部在学中に小沢書店を創業、2000年9月まで社主を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/04/19

波多野七月

2
この一冊を片手に、神保町をただぶらぶらと歩いてみたい。疲れたなら、珈琲の香りのたちのぼる喫茶店でひとやすみして。古びた紙の匂いや、のんびりした午後の時間を味わいたい。「紡書月刊」の連載を中心に、文学や芸術への回想や書物にまつわる文章をまとめた随筆集。どこか、よく日にあたった枯れ草の匂いを思わせる、淡々とした文章が心地いい。かつて文学を愛する若者だった、中高年から年配の世代の男性読者にすすめたい一冊です。2014/08/02

1
「名詩集たる条件は、伊達のいう「売れない」ことと、もう一つ、中也の例が示してくれているように「伝説」となることである。『山口哲夫全詩集』は最初からそれを意図して造られている」(「伊達得夫と昭和の詩集」205ページ。)2020/08/27

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