出版社内容情報
ある時は酒を酌み交わし、ある時は死について考え、多彩な文学者や芸術家との深い交流のなかで、文学が生まれる現場を描き出す。
内容説明
本をめぐる気ままな随想が、いつしか文学者・藝術家をめぐる回想へと繋がっていった。つねに文学が生まれる現場に立会い、小沢書店とともに生きた30年の思い出を、「昨日の花束」として読者に捧げる初めての随想集。
目次
記憶の中の本
春には詩集を―大岡信
中空に遊ぶ―大庭みな子
「読み・書き・散歩」―富士川英郎
晩春の花見―野々上慶一
失われた「時」の行方―高橋英夫
夕暮れの時はよい時―秋山駿
梅雨空の夢想―遠山一行
雲白く遊子悲しむ―水上勉
月出れば盆踊りせむ―前登志夫〔ほか〕
著者等紹介
長谷川郁夫[ハセガワイクオ]
1947年神奈川県生まれ。早稲田大学文学部在学中に小沢書店を創業、2000年9月まで社主を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。