内容説明
横尾忠則が最先端の15人と魂の会話を楽しむ。
目次
井上陽水と話す。―喰って、寝て、忘れる
吉本ばななと話す。―不思議の大海を泳ぐ
細野晴臣と話す。―芸術は嘘をつかない
中沢新一と話す。―「心地よさ」の法則
増田明美と話す。―マラソンは芸術だ!
唐十郎と話す。―『新宿泥棒日記』をめぐって
瀬戸内寂聴と話す。―芸術はエロスなり
引田天功と話す。―美のイリュージョニスト
横尾美美と話す。―一軒の家に二人のアーティストは育たない!?
三宅一生に聞く。―一枚の布から
ビートたけしに聞く―偉大なる多重人格
篠山紀信に聞く―写真の基本は「密会デート」
河合隼雄―夢には理性がある
鶴見俊輔に聞く―筋肉に訴えるポスター
福田和也が尋ねる―ピカソは二一世紀に残らない
著者等紹介
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
1936年、兵庫県西脇市生まれ。アーティスト。72年のニューヨーク近代美術館での個展など、最初にグラフィックの分野で注目を集める。81年の画家転向後、パリ・ビエンナーレ、サン・パウロ・ビエンナーレ、ベネツィア・ビエンナーレ等に招待出品。95年、毎日芸術賞受賞
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感想・レビュー
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mitei
292
以前横尾忠則美術館に行って著者に興味を持ったが、中々面白い人だなと思った。対談している人は大物クラスの人から自分の娘さんまで様々でそんなにいろんな繋がりがあるのかと驚いた。また直近の対談集もあれば読んでみたい。2017/10/21
keroppi
75
最近、横尾忠則展に行ったのと、楳図かずお「こわい本」での対談を読んで、横尾忠則の対談を読みたくなった。井上陽水、唐十郎、瀬戸内寂聴、ビートたけし、等々、多彩な方々との対談がおさめられている。それぞれに、対談者の個性が引き出され、横尾忠則の創作への思いも語られる。何人かとは三島由紀夫のことが話題となり割腹は狂気ではなく理性だと語られたり、ピカソは21世紀には残らずルソーの方が残るのではないかとも語られていたのが印象に残った。横尾忠則の対談は他にもあるようなので、そちらも読んでみたい。2021/10/25
hr
1
親子対談が愉快。2010/04/11
哲
0
横尾忠則の対談集。横尾の思想を聞き出す上で特に良かったのは福田和也との対談。福田の理解力が高く、質問が上手いので、とてもわかりやすい。ビートたけしも良かった。一番良くなかったのは鶴見俊輔。まあ自分の知識を喋りまくるだけの、対談相手としては一番つまらないタイプ。知識量は多いんだろうけど、そういうことじゃないなと。2023/02/24