平凡社ライブラリー<br> 義経記

個数:
電子版価格
¥2,178
  • 電子版あり

平凡社ライブラリー
義経記

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月05日 03時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582769692
  • NDC分類 913.436
  • Cコード C0393

出版社内容情報

「判官贔屓(ほうがんびいき)」という言葉を生み、日本中に流布した源義経の物語。そこに語られるのは、源平合戦での華々しい活躍の数々ではなく幼年期に敗将の子として育ち武蔵坊弁慶らと出会い、そして後年兄・頼朝に疎まれ、仲間と流浪の旅を続ける逆境と悲運の連続である。今もなお日本人に愛される英雄伝説はいかにして成立したのか。各種文献を網羅し、豊富な資料を付した決定版現代語訳。解説:町田康。


【目次】
巻第一
よしとも都おちの事/ときは都おちの事/牛若くらま入の事/しやうもん坊の事/牛若きぶねまうでの事/吉次が奥州物がたりの事/しやなわう殿くらま出の事
巻第二
かゞ見の宿がうどうの事/しやなわう殿げんぶくの事/あのゝぜんじに御たいめんの事/よしつねみさゞ木がたちやき給事/伊勢の三郎はじめて臣下に成事/よしつね初て秀衡に御たいめんの事/鬼一法眼の事
巻第三
くまのゝ別当らんぎやうの事/弁慶生るゝ事/弁慶山門を出る事/しよしやさんゑんしやうの事/弁慶洛中にて人の太刀を取事/よしつね弁慶と君臣のけいやくの事/よりともむほんの事/頼朝むほんにより義経奥州より出給ふ事
巻第四
よりともよしつねに対面の事/義経平家のうつてにのほり給ふ事/こしごえの申状の事/土佐房よしつねの討手にのほる事/よしつね都おちの事/すみよし大物二か所かつせんの事
巻第五
判官よし野山に入給ふ事/しづかよし野山にすてらるゝ事/義経よし野山を落給ふ事/たゞのぶよし野にとゞまる事/たゞのぶよし野山の合戦の事/よし野法師判官を追かけ奉る事
巻第六
たゝのぶ都へしのび上る事/忠信さいこの事/たゞのふがくび鎌倉へ下る事/判官南都へしのび御出ある事/関東よりくわんじゆ房をめさるゝ事/しづか鎌倉へ下る事/しづかわか宮八幡宮へさんけいの事
巻第七
はうぐわん北国おちの事/大津次郎の事/あらち山の事/三のくちの関とをり給ふ事/へいせん寺御けんふつの事/によいのわたりにて義経を弁慶うち奉る事/なをえの津にておひさがされし事/かめわり山にて御さんの事/判官ひらいづみへ御つきの事
巻第八
つきのぶ兄弟御とふらひの事/秀平死去の事/ひで平が子共判官殿に謀叛の事/すゞ木の三郎しげ家たかだちへ参る事/ころも川合戦の事/判官殿御自害の事/かねふさが最期の事/秀平が子共御ついたうの事

解説  小林弘邦
あとがき  佐藤謙三
平凡社ライブラリー版解説──敗亡の唄  町田康

内容説明

「判官贔屓」という言葉を生み、日本中に流布した源義経の物語。そこに語られるのは、源平合戦での華々しい活躍の数々ではなく幼年期に敗将の子として育ち武蔵坊弁慶らと出会い、そして後年兄・頼朝に疎まれ、仲間と流浪の旅を続ける逆境と悲運の連続である。今もなお日本人に愛される英雄伝説はいかにして成立したのか。各種文献を網羅し、豊富な資料を付した決定版現代語訳。

著者等紹介

佐藤謙三[サトウケンゾウ]
1910年横浜生まれ。國學院大學文学部国文科卒。専攻は平安文学。國學院大學元学長。1975年没

小林弘邦[コバヤシヒロクニ]
1930年東京生まれ。國學院大學大学院修士課程修了。専攻は中世戦記文学。國學院大學図書館閲覧事務室室長を務めた。1987年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁Lei❁

20
『義経記』の完全訳! 本書のよいところは、最新の研究に基づいた豊富な補註と、挿絵が収録されている点です。特に補註では、義経の鞍馬天狗伝説や弁慶の実在性など、私の気になっていたことが解説されていたのでうれしかったです。また、『義経記』では描かれない義経の平家追討も説明されているので、これ一冊で義経の全貌を知ることができます。『平家物語』や『保元物語』『平治物語』、『吾妻鏡』などの情報も網羅している義経研究の集大成。痒いところに手が届く新訳です。2025/05/10

Ohe Hiroyuki

4
タイトルを見れば、どのような本か大抵はお分かりいただけるだろう。本書は注釈と解説が充実しており、本書だけで平安末期から鎌倉初期の状況が分かる。▼手に取って読んだのは初めてであったが、『平家物語』で描かれる平家との戦いがほとんど描かれず、頼朝と再会したと思ったら、すぐ都落ちの展開になるのが意外であった▼軍記物語に数えられるように戦いの場面の描写の筆圧はすごいものがある。琵琶法師が語ったとすれば、さぞ惹き込まれるだろう▼本書には、日本人のこころともいえるような色が含まれているように思える。一読をお勧めしたい。2025/01/20

Ryo0809

2
室町時代に成立したとされる軍記物語。哀しい英雄・源義経の一代記。平氏を壇ノ浦に滅ぼし、兄・頼朝からの信頼と褒め言葉を期待したところが、野心と謀反を疑われて冷遇され、静御前とも引き裂かれ、奥州藤原氏のもとへと落ちてゆく。ところが、藤原泰衡の裏切りに遭って衣川にて一族もろとも自害…。ふり返れば、兄だけでなく、法皇・天皇や、奥州藤原氏と三度も致命的な裏切りにあっているところに、わきの甘さがあったのかもしれない。奥州落ちする十六人の従者の凄惨な最期や道連れとなった女御・我が子、静御前の生き様などが哀れを誘う。2024/07/05

ミヤ

1
『判官贔屓』という言葉の意味からも解るようにボタンのかけ違いのように頼朝に憎まれ危険視され追い詰められる義経は悲劇的でヒロイックであり、それがこの作品が、ひいては義経が人気である所以だろう。源平合戦の目覚ましい活躍から何もかもが裏目に出て身をやつしジリ貧ながら逃走する義経の悲運の旅路はその後辿る結果を思えばこそ切ない。もしも頼朝に反旗を翻し奥州藤原と手を組んで本格的に争ったらどうなっていただろうかと思う。義経記はフィクションではあるがそこには史実を反映させたフィクションなりの血が通っており、面白かった。2025/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21962387
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品