出版社内容情報
教育や職業の場での女性への直接的・制度的差別が戦争と通底する暴力行為であることを明らかにし、戦争なき未来のあり方を提示する。
内容説明
教育や職業の場で続けられてきた女性に対する直接的・制度的差別。これらが戦争と通底する暴力行為であることを様々な資料により明らかにし、戦争なき未来のためにできることを、女性が働いてようやく得た自由なお金三ギニー=約三万円の寄付行為になぞらえ提示する。男女の賃金格差・少子化・介護・過重労働やマスコミの偏重報道など、現代日本が直面する問題にも迫る名評論の新訳。
著者等紹介
ウルフ,ヴァージニア[ウルフ,ヴァージニア] [Woolf,Virginia]
1882‐1941。ロンドン生まれ。文芸評論家のレズリー・スティーヴンの娘として書物に囲まれて育つ。1904年より、知人の紹介で書評やエッセイを新聞などに寄稿。父の死をきっかけに、兄弟姉妹とロンドンのブルームズベリー地区に移り住み、後にブルームズベリー・グループと呼ばれる芸術サークルを結成。1912年、仲間の一人、レナード・ウルフと結婚。33歳から小説を発表しはじめ、三作目の『ジェイコブの部屋』(1922)からは、イギリスでもっとも先鋭的なモダニズム芸術家のひとりとして注目される。書評家としても知られ、出版業者としての側面もあり、著作のほとんどは、夫とともに設立したホガース・プレス社から刊行された
片山亜紀[カタヤマアキ]
獨協大学外国語学部准教授。イースト・アングリア大学大学院修了、博士(英文学)。イギリス小説、ジェンダー研究専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
みねたか@
かもめ通信
ふるい
ザビ