内容説明
八ヶ岳をめぐる若き日の思索と彷徨。
目次
岳へのいざない
八ヶ岳の四季
雪と風の日記
岩小舎の記
雨池
落葉松峠
北八ッ日記
八月
北八ッ彷徨
冬の森
富士見高原の思い出
著者等紹介
山口耀久[ヤマグチアキヒサ]
1926年、東京都生まれ。十代のなかごろから登山を始め、戦争末期の44年に有志と獨標登高会を創立し、その初代代表を務める。早稲田大学文学部に学んだが結核のため休学し、2年間の療養所生活を送る。退院後は東京日仏学院に通ったが、ディプローム(卒業資格)は得ていない。病気平癒後に再び登山活動に復帰し、八ヶ岳をはじめ、後立山不帰2峰東壁、甲斐駒ヶ岳摩利支天中央壁、利尻岳西壁などに開拓の足跡を残した。また山の文芸誌『アルプ』の編集に参加し、串田孫一らと300号の終刊まで委員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マーク
4
29 50ページでやめた。悪い本ではなく、良き時代の八ヶ岳思い出。他に読みたい本多く、やめた。2021/04/20
roatsu
3
戦後間もなくから昭和30年代くらいまでだろうか、丁度父が若く、登山に凝っていた頃と同じころに筆者が八ヶ岳に遊び親しんだ様子を記録した一冊。若さにまかせて春夏秋冬の八ヶ岳にて遊ぶ様子が楽しい。装備や技術、生活もろもろの便利さなどいまと比べるべくもないのに悠々と山を行くさまがすごいなあと思いました。2013/07/27
豆吉
2
山の本や雑誌に度々登場するので気になっていた本。 昭和の登山家のエッセイ。と言っても、すごい挑戦をした話ではなく、彷徨の題名通り、八ヶ岳をぶらぶらのんびり歩いたり、皆で遊んだりしたお話です。 山での遊びに「山の歌を歌う」っていうのが入ってるのが時代を感じさせて良いですね。 山と気の合う仲間がいれば最高という、そんな青春いいですね。 にゅうに行きたくなりました。 2013/09/13
タカボー
1
北八ッの地図を見ながら読みました。自分も行った場所も多かったので、昔はバスも道も無かったんだなあと感慨深かった。山に行って何もしないっていうのも北八ッの過ごし方かもしれない。冬に行きたくなりました。2015/10/14
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