出版社内容情報
68年により生まれたアルチュセール、フーコーの思考は、「いま」と「私たち」をどう捉えるか。バリバールらを引き入れた国際討議。
内容説明
反乱の“68年”、それ以後の現在、“私たち”とはだれか?“68年”のあとのフーコーとアルチュセールの思考について、“68年”、現代思想、政治、主体について、それらを考え抜いてきたバリバールらとともに、根底的に討究!
目次
第1部1 国際シンポジウム(Pourvu que 〓ca dure…):政治・主体・“現代思想”((ポスト)構造主義のヒーロー、政治の政治
政治と主体性をめぐる20のテーゼ ほか)
第1部2 国際ワークショップ“われわれ”がエティエンヌ・バリバールの読解に負うもの―ルソーからブランショまでの個体性と共同性(孤独のアノマリー―事例オタネスとルソー政治思想;ルソーにおける所有権と共同体 ほか)
第2部1 国際ワークショップ“権力‐知”か“国家装置”か―“68年5月”後のフーコーとアルチュセール(「権力‐知」か「国家装置」か―“68年5月”後のフーコーとアルチュセール;68年5月の翌朝は、抑圧の二日酔い―アルチュセールとフーコーを過ぎゆく批判のステージ ほか)
第2部2 書き下ろし補論(真理戦―後期フーコーの戦争から統治への転回をめぐって;規律権力論の射程―権力、知、イデオロギー ほか)
著者等紹介
市田良彦[イチダヨシヒコ]
1957年、西宮市生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科教授。専攻、フランス現代思想
王寺賢太[オウジケンタ]
1970年、ドイツ生まれ。パリ西大学博士(文学)。現在、京都大学人文科学研究所准教授。専攻、社会思想史/フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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