出版社内容情報
イタリア現代哲学の起原をフランス現代思想との連続性とイタリア固有の知的伝統(政治哲学)とに探り、その全体的な布置を描く。自身もイタリア現代思想の鬼才である著者による力作書き下ろし。
内容説明
生政治、共同体、政治神学。ネグリ、アガンベン、エスポジト、カッチャーリ、ヴィルノ…フランス現代思想との連続と独自の政治哲学的伝統の交点にある現代イタリア哲学。世界的成功の理由を解き明かす鬼才ペルニオーラの愛弟子による渾身の書き下ろし。日本はどこかイタリアに似ている。
目次
第1部 イタリアン・セオリー(前史 一九六〇・七〇年代のイタリア極左運動―イタリアのポストモダンとイタリアン・セオリーの文化的土壌;イタリアン・セオリー―鍵概念;生政治 ほか)
第2部 イタリアのポストモダン(イタリアのポストモダン誕生時の社会と文化;ポストモダンのテーマ;ポストモダンの哲学者たちと神学文化 ほか)
第3部 アカデミズムの哲学(イタリアのアカデミズムの状況;現象学とハイデガー;イタリアの分析哲学 ほか)
著者等紹介
テッロージ,ロベルト[テッロージ,ロベルト] [Terrosi,Roberto]
1965年イタリア・ナルニ生まれ。ローマ大学大学院修了(博士)。イタリア各地の近・現代美術館でキュレーターとして活動した後、2007年に美学研究員として来日(京都大学)。東北大学、ローマ大学、東京外国語大学で教鞭を執り、現在、立命館大学特任教授を務める。専門は美学・美術史、哲学、科学・先端技術論
柱本元彦[ハシラモトモトヒコ]
1961年大阪生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。大学非常勤講師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- マーガレット 2025年12号
-
- 電子書籍
- 魔王学校に俺だけ勇者!?十時間めっ☆ …