日々はひとつの響き―ヴァルザー=クレー詩画集

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582652093
  • NDC分類 941
  • Cコード C0071

出版社内容情報

スーザン・ソンタグをして精神的な双生児と評される詩人ヴァルザーと画家クレーの夢の組合せ。スイス・クレーセンター協力企画。

ローベルト・ヴァルザー[ローベルト・ヴァルザー]
著・文・その他

パウル・クレー[パウル・クレー]
著・文・その他

柿沼 万里江[カキヌマ マリエ]
著・文・その他

若林 恵[ワカバヤシ メグミ]
翻訳

松鵜 功記[マツウ コウキ]
翻訳

目次

境界を超えて
ヴァルザー=クレー 詩と絵
ローベルト・ヴァルザーについて
パウル・クレーについて

著者等紹介

柿沼万里江[カキヌママリエ]
パウル・クレー・センター研究員。専門はドイツ語圏の近現代美術史、とくにパウル・クレー研究

若林恵[ワカバヤシメグミ]
東京学芸大学教授。専門はドイツ語圏文学、とくにローベルト・ヴァルザー研究

松鵜功記[マツウコウキ]
津田塾大学他非常勤講師、翻訳家。専門は現代ドイツ語文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぞしま

13
「繊細さ、悪戯っぽさ、神出鬼没ぶりにおいて」親和性のある(らしい)ヴァルザーとクレーの詩画集。まず絵を見、次いで詩を読み…という具合に頁をめくっていったが、良かった。特に「忘れる」と「悄然」と「雪」はひときわよかった。 あまり往復的に読んだり(見たり)していないので、本書のほんとうの魅力はまだ先にあるということだと思う。再読を楽しみにする。2020/11/08

ルーシー

5
パウル・クレーの絵があることでヴァルザーの詩の世界をより楽しめた。それぞれの詩と絵の解説がついていることも、普段詩を読まない者にとってとてもありがたい。いくつか気に入った詩もあるのでこれからも読み返そうと思う。/「忘れる」/忘れてしまったものは/もう忘れた。/忘れかけていたものが/ぼくをかすかに苦しめる。/2020/07/16

my

2
素晴らしい詩画集。ヴァルザーの天使性(とはつまり「欠けている」ということ)をクレーが掬い取るような組み合わせになっていて、風に乗って綿毛がふわふわと行き来する様を眺めているような心地。柿沼万理江さんによるクレーの絵についての解説文がほんとうに素晴らしく、あれほど短い紹介文でこれだけクレーの絵と彼の生について理解が深まるとは脱帽です。こういうものがきちんと本として出版されることはじつに慶ばしいなあ。ありがたや……。2019/07/15

yuka yamauchi

1
陽が射したり翳ったりするのがわかる 言葉によって 言葉の外で 詩は、言葉は、何か出来事を嵌めこむためのかたちをしていないこと2019/01/23

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