厨房から見たロシア―包丁と鍋とおたまで帝国を築く方法

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厨房から見たロシア―包丁と鍋とおたまで帝国を築く方法

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560091364
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C0022

出版社内容情報

皇帝一家と運命を共にした料理人からプーチン大統領の祖父まで。旧ソ連諸国を縦横に旅し、当時の食について考察する。各章にレシピ付き

内容説明

ソ連時代、人々はいかにして料理し、いかに食べ、いかに生き延びたか。最後の皇帝一家と運命を共にした料理人から、サナトリウムの料理人だったプーチン大統領の祖父まで。旧ソ連構成諸国を縦横に巡り、「食」の視点からロシアという国を多面的に読み解く。『独裁者の料理人』の著者が放つ最新ルポルタージュ!各章レシピ多数。

目次

第一の皿 イヴァン・ハリトーノフ―最後の皇帝の料理人
第二の皿 シューラ・ヴォロビヨワ―レーニンの料理人
第三の皿 ハンナ・バサラバ―大飢饉
第四の皿 山での出会い―スターリンの厨房
第五の皿 美女とベリヤ―スターリンの料理人とその妻
第六の皿 タマーラ・アンドレーエヴナ―包囲下のレニングラードのパン職人
第七の皿 遺体発掘―戦時下の料理
第八の皿 ヤルタの饗宴
第九の皿 ファイナ・カゼツカヤ―ガガーリンの料理人
第十の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ―クレムリンの料理人
第十一の皿 ママ・ニーナ―アフガニスタンの料理人
第十二の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ再登場
第十三の皿 おとぎ話―チェルノブイリの厨房
第十四の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ再々登場
第十五の皿 ポリーナ・イワノウナ―猪肉のグヤーシュ、あるいはソ連邦最後の晩餐
第十六の皿 スピリドン・プーチン―サナトリウムの料理人
第十七の皿 チェブレキ―クリミア・タタール人の料理
第十八の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ最後の登場

著者等紹介

芝田文乃[シバタアヤノ]
1964年神奈川県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。ポーランド語翻訳者、写真家

シャブウォフスキ,ヴィトルト[シャブウォフスキ,ヴィトルト] [Szablowski,Witold]
1980年、ポーランド北東部の町オストルフ・マゾヴィェツカ生まれ。ワルシャワ大学卒業後、トルコのイスタンブールで政治学を学ぶ。帰国後、報道記者としてキャリアを開始。2010年、初の著書Zab´ojca z miasta moreli.Reporta〓e z Turcji(『杏の町から来た殺人者、トルコからのルポルタージュ』)を上梓。同書でベアタ・パヴラク記念賞を受賞、英語版は英国ペンクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

24
ロシア最後の皇帝に仕えたシェフからシェフだったプーチンの祖父まで、ロシアの近現代史を料理人の立場で見つめた人々へのインタビュー集。それを通して見えてくる巨大な帝国のたどった歴史と、そこに生きる人々のドラマが面白く、興味深く、辛かった。食は生きること、なんだ。ロシア名は覚えるのが難しいうえに似た名前が頻出しますが、混乱せずに読めたのは、小説のような面白さのおかげ。特に心に残ったのは大戦中のスタリングラード、アフガニスタン、チェルノブイリで食事を作っていた女性の話でした。おすすめです。2025/04/10

hitomi

15
読売新聞の書評を読んで。とても読み応えのある本でした。ロシア最後の皇帝からレーニン、スターリン、プーチンの料理人まで、数多くのインタビューをもとに、厨房からロシアの歴史を紐解きます。また、ウクライナ大飢饉を生き延びた老女や、チェルノブイリ原発事故直後に現場の作業者を支えた調理師たちなど、読むのが辛くなる過酷な話も間に挟まれます。ロシアの為政者に共通するのは、国民を人間として扱っていないことだと強く思いました。ロシアの歴史に詳しかったら、もっと興味深く読めたのかも。この著者の『独裁者の料理人』もオススメ。2025/05/02

ロピケ

4
ロシアに限ってではないだろうが、権力者の胃袋をつかんだ有能な料理人(私からすれば、何百人分の料理を用意する事が出来るという事だけで尊敬)は、仕える主人と運命を共にし、劇的な生涯を送ったりする。政治の世界は怖ろしい。スターリンの粛清の裏にベリアみたいな残酷な人間が存在していた。ニクソンについてはウォーターゲート事件の悪いイメージしかなかったけど、空いた時間に料理人達と会話を楽しむ愉快な一面があったり、サッチャーがロシアのブリヌィを気に入って周りがびっくりするほどお代わりした話にホッとした。2025/05/22

ちり

3
“「『イースト菌は生き物だからね、君の気分を完璧に感じ取るんだ。君がいらいらすると、イースト菌はそれを察して落ち込むんだ。あいつらを欺く方法はひとつしかない。歌ってやるんだよ』/ヴィターリィ・アレクセーエヴィチは大真面目に言っていた。歌ってみた。すると本当にイースト菌を欺くことができた。子供の頃、母がよく歌ってくれたからね、ロシアの伝統的な歌なら結構たくさん知っていたんだ。それ以来いつもイースト生地に向かって歌ってるが、ふくらまなかったことは一度もないな」”2025/04/29

Go Extreme

1
食文化とレシピ: 家庭料理 宮廷料理 ポーランド料理 ロシア料理 食材選定 調理法 レシピ共有 祝祭料理 料理人 こうじ文化 歴史と政治背景: ニコライ二世 ボリシェヴィキ 革命前後 社会主義体制 農民政策 配給制度 政治体制 帝政時代 宮廷厨房 社会構造 戦争と生活: 兵士の食事 医療従事者 戦時配給 食糧難 戦時下生活 家族の苦悩 日常工夫 非常時調理 戦争体験 病院食 文化的意味合い: 食の象徴 文化儀式 家族団結 社会的階層 偏見と尊敬 伝統継承 会話の記憶 食卓の交流 異文化理解 食を巡る政治2025/03/30

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