カオル少年と物理の塔―謎解きアドベンチャー

竹内 薫【著】/たまだ まさお【漫画】

ＰＨＰ研究所（2009/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 183p／高さ 19cm
• 商品コード 9784569772981
• NDC分類 420
• Cコード C0042

出版社内容情報

ストーリー漫画で学ぶ、物理学の入門書！

漫画を楽しみながら物理学の考え方が身につく本。誘拐された幼なじみのアヤを救うため、カオル少年が物理学クイズに挑戦する！

ストーリー漫画に挿入されたクイズを楽しみながら、物理学の考え方を身につけよう。『ねこ耳少女の量子論』で物理学ファンを一気に増加させた著者が、「理系」＋「萌え」の世界に、あらたな地平を切り開く！

▼【あらすじ】自らを「神」と名乗る者が、カオル少年の幼なじみ、アヤを誘拐！　カオルの前に現れた美少女が、いきなりクイズを出題してきた！　「ネコの背中を下にして高いところから落とすと、ネコはまず最初に何をする？」「四次元の世界を描いた『時空図』を使っている乗り物に乗れ！」など、物理学的根拠に基づいて出題される難問の数々に、カオルは正解できるのか!?　できなければアヤは……!?　そして、「神」と名乗る者の正体は……!?

●はじめに　
●プロローグ　
●第1話　創造主　
●第2話　不思議な少女　
●第3話　巨大な塔　
●第4話　天空の城　
●第5話　創造主の正体　
●エピローグ　
●おわりに　
●読書案内

内容説明

いじめられっ子の少年カオルの幼なじみ、アヤが誘拐された！カオルの前に現れた謎の美少女が、これから出題される問題にすべて正解できたらアヤを返してくれるというが、さて…！？力学、光学、地球物理学、電磁気学、素粒子…。ストーリー漫画とクイズで物理学がどんどんわかる。

目次

プロローグ
第１話　創造主
第２話　不思議な少女
第３話　巨大な塔
第４話　天空の城
第５話　創造主の正体
エピローグ

著者等紹介

竹内薫［タケウチカオル］
１９６０年、東京生まれ。科学作家。東京大学理学部物理学科、マギル大学大学院修了。理学博士。メインの科学書執筆のほかに、テレビのコメンテーター、ＦＭラジオのナビゲーター、数学番組の解説、新聞・雑誌のコラム執筆、講演など、科学の普及のために多彩な活動を繰り広げている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆるるん]

最近流行の物理を題材にした漫画です。ですが萌え系ではありません！←ここ重要(え 内容は力学から相対論までの浅く広く全体網羅系。多少の計算式もあり受験っぽい内容です。それでも大して難しくはないので、誰でも読むことはできると思います。ただちょっと気になるのが、主人公が中学生くらい(？)だと思うのですが、頭が良すぎます。さっきまで何故だろうと悩んでいたのに、その直後に常識だと言っていきなり説明を始めたり。漫画にしたからにはもうちょっと練ってほしかったです。特にオススメはしません。

2013/06/09

[しき]

「数式なしのマンガ」で、物理学がどんどんわかる。「ネコの背中を下にして落とすと、ネコはまず何をする？」「水を使って、電波が飛ぶ様子を再現して下さい」「潮の満ち引きは、なぜ１日に２回あるか」など、身近な問題なので考えやすい。特に面白かったのが「塔のてっぺんから始まる円軌道から、宇宙ステーションにある円軌道に移るにはどうしたら良いか」。ホーマン軌道やスイングバイという方法は凄いと思った。しかし、残念ながら漫画はさほど面白くはない。というか、必要ないんじゃないか？

2013/11/07

[オランジーナ＠]

漫画として見ると、ストーリーも絵柄もいまいち。解説も短すぎて理解しにくい。まあ安いからこの程度でも仕方ない。

2016/03/08

[Kumi Sato]

面白かったけど、理解はできてない………。基礎学力が足りない………。もっとちゃんと授業聞いとけば良かった～って思う。 知識って力だよね

2014/08/11

[刺身 こんぶ]

この本で宇宙速度（第一・第二・第三）を知ったのはナイショ。サクッと読めるお手軽感が好き。プランク温度を超えたらどうなるんだろうねぇ。