出版社内容情報
犬を愛した作家と作家に愛された犬の物語、好評第2弾。愛犬とのほほえましいツーショット満載。北杜夫、松本清張、芝木好子、吉川英治、井上ひさし、戸川幸夫、黛敏郎、寺山修司ほか。
内容説明
作家も犬もいい笑顔。相思相愛のエピソード満載。
目次
井上ひさし(ドン松五郎、ペロ、智微多、ピッピ―私は戌年、君たちの仲間)
松本清張(タロー、テリー、トム―作家と愛犬のミステリーな関係)
芝木好子(テス、ロリー、ロン、ジョー―“眼千両の器量よし”と溺愛した)
北杜夫(コロ―コロと家族の、どくとるマンボウ愛犬記)
東郷青児(ココ、フリオ、ネロ…―モテる男は犬にもモテた)
石井好子(チロ、テムジン、パリ―「かわいいベビーちゃん」と愛玩。食事も睡眠も犬優先)
寺山修司(ジル、ニーチェ、ワグナー―B・バルドー似の、あまえん坊)
柳田國男(もり―犬との暮らしを四〇年夢見た民俗学者)
三代目三遊亭金馬(三代目寿限無―寄席から帰って一杯やれば、犬にも酒を飲ませ)
横山隆一(プーさん、キヨ、ヴェル―漫画家と共に庭でのびのび、居間でごろごろ)〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
54
図書館でふと目につき借りたんですが、表紙の井上ひさしさんの笑顔がいいですね。松本清張、吉川英治らの実際に飼っていた犬が写真つきで紹介されるが、作家だけでなく、吉田茂や力道山もいる。知らない作家さんも多いので、今後の読書開拓の参考になりそうです。あと、昭和の子供、建物、町並みが懐かしくなる写真が満載されてるので、眺めてるだけでも、タイムスリップできて、癒されます。このシリーズいいなあ。あと、「ドン松五郎の生活」が読みたくなりました。2016/12/18
井戸端アンジェリか
16
あーーかわゆいかわゆい。 前作よりも写真・遺族エピソード少なめなので涙も少なめ。五味康祐さんのたった六行だけ紹介されている文がとてもよく、そこだけで号泣。 松本清張が愛犬家だとは知りませんでした。淡々と愛する様子が、私が勝手に思い描いている松本清張イメージどおりでシンミリです。 「作家の犬」と題しながら作家以外が多いなぁ、とニンマリたまらん一冊part2。2015/07/23
ふろんた2.0
16
なんだろう、犬好きの作家たちの顔もどこか犬っぽい。2014/12/19
おはぎ
10
★★★★作家や画家といった著名人と愛犬のエピソード集第2弾。前作よりも画家や他業界の有名人も掲載されている。今回も犬と作家たちの絆が固く結ばれていることを感じられるほっこりエピソード満載。コラムには嫌犬家??の芥川龍之介と太宰のエピソードも。2014/03/05
ほうき星
9
2冊続けて読了。作家、音楽家、著名人が飼った犬達とのエピソード等を綴った本。日本犬だけでなく海外の犬達も多数。日々多忙を極める彼等の癒しであり、家族の一員であった。誰もが犬達に向ける眼差しは優しい。小型犬から大型犬まで、様々な犬達。楽しい本でした。2014/03/26