徹底討論 私たちが住みたい都市―身体・プライバシー・住宅・国家 工学院大学連続シンポジウム全記録

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582544312
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0052

内容説明

都市のかたち、時代のかたちを問い直し、21世紀の住み方をめぐって4人の建築作家と4人の社会学者・哲学者が繰り広げる熱い議論。

目次

第1回 身体(伊東豊雄×鷲田清一)
第2回 プライバシー(松山巖×上野千鶴子)
第3回 住宅(八束はじめ×西川祐子)
第4回 国家(磯崎新×宮台真司)

著者等紹介

伊東豊雄[イトウトヨオ]
1941年京城生まれ、東京大学工学部建築学科卒業。菊竹清訓建築設計事務所を経て1971年に独立し、現在、伊東豊雄建築設計事務所を主宰。主な受賞歴として、1986年日本建築学会作品賞、1990年村野藤吾賞、1992年毎日芸術賞、1998年芸術選奨文部大臣賞、2001年度グッドデザイン大賞、World Architecture Awards 2002 Best Building in East Asia、2002年度建築業協会賞(BCS賞)、同年第八回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展生涯業績部門金獅子賞、2003年日本建築学会賞がある

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年京都市生まれ、1992年に大阪大学助教授を経て、同大学大学院教授。「臨床哲学」の立場からファッション、アート、現代風俗に至るまで、さまざまなジャンルに刺激的な問題提起を続けている。主な受賞歴として、1989年『分散する理性』『モードの迷宮』でサントリー学芸賞受賞。2000年『「聴く」ことの力』で第三回桑原武夫学芸賞受賞

松山巖[マツヤマイワオ]
1945年東京生まれ。東京芸術大学美術学部建築科卒業後、建築設計事務所を友人らと設立。都市や建築をテーマにした評論活動に携わる一方、東京理科大学理工学部、法政大学教養学部、東京芸術大学建築学科で非常勤講師を務める。『乱歩と東京』で日本推理作家協会賞、『うわさの遠近法』でサントリー学芸賞、『群衆』で読売文学賞を受賞。小説家としての活躍も活発で、『闇のなかの石』では伊藤整文学賞を受賞している

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。京都精華大学助教授、国際日本文化センター客員教授などを経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は女性学、ジェンダー研究。挑発で人を引き込み、かつ論理的に説得する手腕には定評があり、労働や家族についても社会的発言を続けている。『近代家族の成立と終焉』でサントリー学芸賞を受賞

八束はじめ[ヤツカハジメ]
1948年山形県生まれ。東京大学大学院都市工学科博士課程修了後、磯崎新アトリエを経てUPM(URBAN PROJECT MACHINE)を設立。現在は芝浦工業大学建築工学科教授を務める。建築家でもあり批評家で、多数の著書を出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryosuke Tanaka

1
宮台真司の建築家への攻撃でそこまでの全部の話は半分ぶっ壊されている。モデルの押し付け云々が時代遅れかどうかは措いて、住まれ方を測る話が一連のインプットでやっと出てきたのは収穫。一方で社会学の"お話"はいつも眉に唾をつけながら読まねばと思う。2016/02/09

haji

1
▼鷲田先生と伊東先生の身体論が読みたくて。▼ラッピングについての考察が面白い。▼情報化社会の中でリアリティをうしなった身体。▼流通する商品はサランラップに包まれ、清潔に触れることが出来る。▼清潔→身体の内部と外部の境界に目がいく。口や肛門などの穴。出入口。▼内と外の境界をどう設定するかが、今までの服と建築のデザイン。しかし、内(器官)と外(皮膚)を反転させて考えることも出来る。それは、透明ラップによる新たな交通なのかもしれない。2012/03/29

ちょんまげ

0
ものごとを深く考えるのって やっぱり楽しい! 都市とか社会って複雑で好き。 ◎印象に残ったことばたち •サランラップ シティー •ピューリズム •文化は隔世代で伝わる •家族のプライバシーと個人のプライバシー •家族は国家システムの調整装置2015/12/10

k

0
「建築家は料理人になる」。『東京から考える』と合わせて、「建築家不要論」の問題提起に応答するための必読書。2010/01/29

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