出版社内容情報
山田 宏一[ヤマダ コウイチ]
著・文・その他
内容説明
エッフェル塔、813、足フェチ、ロウソクの炎、ルノワール、ヒッチコック―。映画人間・トリュフォーのフィルムに刻まれた豊かな「映画的記憶」を長年の友人である著者が、限りなく映画的にレクチャーする。「映画を見ること」への実践的入門書。
目次
残されし映画には―作家主義とは何か
エッフェル塔
813という数字
足フェチ 女性へのあこがれ
書物人間と手紙魔
女は魔物か?
リュミエールのように単純に
ロベルト・ロッセリーニとネオレアリズモ
ヒッチコック的映画術
すべてはジャン・ルノワールに―ふたたび作家主義とは何か〔ほか〕
著者等紹介
山田宏一[ヤマダコウイチ]
映画評論家。1938年、ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。1964~67年、パリ在住。その間、「カイエ・デュ・シネマ」誌同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GO-FEET
4
久しぶりに山田宏一の文章をまとめて読みましたが、やっぱり幸せな気分になりますね。 《まるで映画みたいな(と言うしかないような)数奇な人生を生きたフランソワ・トリュフォーでした。 学校をサボって小学校もろくに出ていない映画狂の少年が、その非行ゆえに親に見放されて、感化院(少年鑑別所)に送られるが、シネクラブで知り合ったひとりの映画評論家に引き取られ、映画に向かって走り出す。映画評論家はアンドレ・バザンで、三十歳。少年フランソワ・トリュフォーは十五歳でした。》(226頁)2022/10/31
yasu hytm
0
ヒッチコックの対談相手ということで知ったのですが、作品はほとんど見てませんし、そのお仲間も同様です。機会があれば見てみようかなと思いました。2022/11/10