内容説明
夏休みなのに、けがでサッカーの練習ができない勝は、図書室で本の整理をすることになる。勝は図書室の地下倉庫で五年生の真由子に出会う。真由子が探していた本を貸し出そうとするが、なぜか貸し出しカードが見当らない。ふしぎな少女、真由子はだれなのか?
著者等紹介
小原麻由美[コハラマユミ]
愛知県に生まれる。名古屋市立保育短期大学卒業。保育士を経て児童文学の世界へ。日本児童文芸家協会会員
こぐれけんじろう[コグレケンジロウ]
1966年、東京都に生まれる。アートスチューデントリーグN.Yで絵画を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
52
作者が東日本大震災で亡くなった小さな命を偲んでかかれたもの。この世に思いを残すと成仏できない。命の大切さ、友情について学べる1冊。「命は無限でなく限りがある。思い残すことなく1日1日を大切に過ごそう」この言葉が印象的でした。2021/03/05
はる
40
児童書としてはとても良いと思います。オーソドックスな展開ですが、命の大切さや友情が誠実に描かれていて好感が持てます。子どもたちに読んで欲しい。2014/07/18
杏子
24
タイトル借り。図書室で出会ったふしぎな少女の正体は…? 真っ当な児童文学だった… 命の大切さ、限りある命だからこそ、思い残すことなく自分のやりたいことをやり尽くす。読んでる子たちが気づいてくれるように…2014/07/13
刹那
23
図書室ってタイトルにあるから、読んでみました。児童書だけど、ちょっとウルウル笑自分に軽く読もうと思って借りてきたけど、サッカーと本が大好きな長男にもいい話かも。すすめてみよう。2014/08/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
東日本大震災後に小さな命を偲んで書かれた本だそうです。図書室の地下倉庫で出合った女の子は、本が借りたいのに自分の貸し出しカードがないと言う。2018/12/22
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