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内容説明
日本人が鋭い刀を作り、「切る」文化を創っている間、韓国人は最高に柔らかい筆を作り、「書く」文化を創っていた。いたちの尾の毛で作られた韓国の“黄毛筆”は、中国人も渇望したものであった。サムスン、GL、現代など躍進する韓国の思考の源泉を探る。
目次
サムルノリ―宇宙と四季の声
かんざし―心の閂
筆―精神の痕跡
扇―季節を超越した美しさ
風呂敷―脱近代化の発想
屏風―動く壁
枕の刺繍―宇宙と愛の夢
足袋―キュウリの種になった足
ひょうたん―藁葺き屋根の上の魔術師
ズボン―寸法のない服〔ほか〕
著者等紹介
李御寧[イオリョン]
韓国の文学博士、文芸評論家。1934年、忠清南道温陽生まれ。ソウル大学大学院碩土。『朝鮮日報』『中央日報』『韓国日報』『京郷新聞』などの論説委員及び顧問、梨花女子大学校教授、国際日本文化研究センター客員教授、韓国初代文化相を歴任。日本では国際交流基金賞、日本文化デザイン大賞などを受賞
橋川幸一[ハシカワコウイチ]
1997年1月渡韓。高麗大学大学院で小説家でもある宋河春教授に師事する。韓国では戦後小説と呼ばれる朝鮮戦争者の小説について研究し、李御寧『将軍の髭』『戦争デカメロン』などを扱う。在学中から多様な翻訳を行ない、2009年に韓国文学翻訳院より支援対象翻訳家に選ばれる。文学碩土(韓国文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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