内容説明
「生きた化石」といわれるヤマネの神秘的で興味深い習性・生態を、生き生きと描いた作品。清里の森で、のびのびとくらしているヤマネのようすが、浮かび上がってきます。小さなヤマネが、たくましく生きのびてきたそのわけは…。小学4年生以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なななお
20
ニホンヤマネについてのノンフィクション読み物。文章も優しく、『チッチ』と言う名前も可愛いので、物語のようにスイスイ読めました。日本でも五十万年前の地層からヤマネの化石が出ていて「生きた化石」とも言われています。そんなニホンヤマネもレッドリストにあがる絶滅危惧種。湊秋作さんのあとがきにありましたが、人間の都合で生息地域が分断されている事を危惧し、高速道路の建設会社と協力し『ヤマネブリッジ』が1998年に造られたそうです。人に道路が必要なように生物にも森が必要です。共存と保全、考え続けなければなりません。2021/10/31
零水亭
19
(妻の親戚にもらった、子供たちの読みもの)ヤマネがこんなに小さい生き物とは知りませんでした。カワイイけど小さい分タイヘン。
おはなし会 芽ぶっく
4
自分記録用 『あなたもブックトーク 第2章 自然の中でブックトーク テーマ みぃーつけた!』秋、きのこの観察会、観察の前のブックトーク。『よじはん よじはん』→『森のスケーターヤマネ』→『地獄の悪魔アスモデウス』→『シオドアとものいうきのこ』→『みずたまレンズ』 2020/04/08