内容説明
29年の生涯に『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』などの多くの名作を残した童話作家、新美南吉。22歳のときに発表した、動物たちのほほえましいやり取りをユーモラスに描く名作、待望の復刊。4才ごろから。
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
愛知県生まれ。本名、渡辺正八。教員の仕事をしながら、童謡・童話の創作をする。29年7か月の生涯に『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』など、多くの名作を残した。1943年没
鈴木寿雄[スズキトシオ]
東京都生まれ。童画画家。第2回小学館児童文化賞受賞。「キンダーブック」等の絵本雑誌を中心に活躍。新美南吉作品への挿し絵も多い。1975年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
69
昔、私が子どもの頃、国語の教科書に載っていました。その後このお話を懐かしく思い出しても絵本が見当たらず「赤い蝋燭と人魚」しか見つからなかったのです。ところが、何の気なしに(絵本、花火、ろうそく)で検索したら思いがけずヒットし、しかも絵本ナビで全ページためしよみすることが出来ました。絵の感じはずいぶん違いますがこんなお話でした。なつかしいです。2014/11/07
yomineko@ヴィタリにゃん
64
読み友様からのご紹介本です📙お猿さんが見つけた赤いろうそく。花火なんだって!!!みんなは見たいと思いつつ、怖くて誰も火をつけようとしない。そこでくじ引き。当たっちゃった、いや、外れちゃった亀は恐れおののいて首が引っ込んじゃった🐢イタチは近眼でろうそくが見えない。最後にイノシシ登場✨✨✨やっと火を点けたけど・・・😊2024/01/11
斎藤元彦は絶対ヅラじゃない・疑似兵庫県民の寺
62
いかにも昭和の絵柄が可愛い!。萌えの時代の現代と違い、のんきやおとぼけが愛敬とされた時代を懐かしく思う。いつの時代も現代が一番良いのだが。猿が拾った赤い蝋燭。猿は花火と誤解して山に持ち帰る。動物達は興味津々。とうとう打ち上げる事に。花火は見たいが点火するのが怖い皆はくじ引きで点火者を選ぶ。近眼のイタチ君の表情が実に可愛い。今日は広島にオバマ大統領が来た。もしも原爆がこの赤いろうそくであれば。もしも兵隊がこの動物達の様であれば。ふとそんな野暮な事を考えた。コーラのビンを拾ったブッシュマンみたいな話なのだが。2016/05/27
kimi
57
皆で手をつないでいるのところが好き。これはこれで良かった。と思えるお話。2015/12/19
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
38
タイトルは知っていたが、内容は全く記憶がなく手に取った。赤いろうそくと花火を勘違いし、点火に覚える動物たちが可愛らしい。鈴木寿雄さんの絵がとてもピッタリで素敵でした。2023/11/30