内容説明
みつばちのすばこのなかは、たいへんないそがしさです。だれもなまけているものはありません。おやおや、ひとり、いましたよ、なんにもしないでねているみつばちが。それはなまけもののみつばちぴいでした。別冊「キンダーブック」物語絵本として1961年に出版されて以来、世代をこえて読み継がれてきた絵本、待望の復刊。
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
37
みつばちのすばこのなかは、たいへんないそがしさです。だれもなまけているものはありません。おやおや、ひとり、いましたよ… ■かわいい絵本を読みました。北杜夫さんの童話に、絵は和田誠さん。■みつばちの ぴい は子供かな? こんな子いるよね♪…っていうようなお話でした ( ' ᵕ ' ) (1964年。2011年 新装版)2019/10/17
くぅ
31
いや〜サボっちゃダメだよね、サボっちゃ(笑)文章が長いからもう少し大きくなってからが良かったかな?と思ったけれど、絵は好きみたいでした。(9カ月)2018/02/08
gtn
27
怠け者のみつばちぴいが、更生することを期待する著者。でも、そんな簡単ではない。ぴいは、困難を克服したのではなく、回避したに過ぎない。他に依存する命は容易には変わらない。精神科医でもある著者は、裏切られても裏切られても、相手の可能性を信じて、本書を著したのかもしれない。2023/07/29
tomi
27
北杜夫(文)和田誠(絵)コンビによる絵本。50年以上前の作品だが最近復刊されていた。怠け者のみつばち、ぴいは渋々働きに出ても蜜が重い!と壺を捨ててくるようなダメ蜂だけど、危険な目に合って… 北さんの優しさが伝わる温かなお話。2015/07/27
紅花
11
北杜夫さんという名前につられて、借りてきた。北杜夫さんの、素晴らしいエッセイストを感じる言葉が所々。なまけものの「ぴい」を時には厳しく、時には優しく受け入れてくれる仲間に、また北杜夫さんのお人柄を感じる。2014/07/02