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内容説明
「外来生物」という言葉を聞いたことはありますか?もともとその場所にいなかった生きもののことです。いま、外来生物が世界中で問題になっています。もとからそこにすんでいた生きものたちに大きな影響を与えるからです。日本でも外来生物の問題はどんどん深刻化しています。しかし、多くの人がまだそのことに気づいていません。この本の著者は水中で写真を撮影する水中カメラマンです。カメラマンになってオオクチバスという魅力的な被写体に出会います。そして、オオクチバスを通して外来生物の問題に気づきます。小学校中学年から。
目次
01 魚、大好き!
02 水の中の世界へ
03 運命の魚、オオクチバス
04 古代湖「琵琶湖」
05 ある研究者との出会い
06 消える生きもの
07 魚が飛行機にのってやって来る
08 さまざまな外来魚
09 外来魚はワルモノ?
10 ぼくのカメラが伝えられること
著者等紹介
松沢陽士[マツザワヨウジ]
1969年千葉県出身。東海大学海洋学部水産学科卒業。大学時代にスキューバダイビングと水中カメラマンに出会ったことで、自身も水中カメラマンを目指す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
39
淡水(川や湖)を専門に潜る水中写真家の著者。外来魚について写真とともにその生態や現状について書いている。元々バスフィッシングが好きな少年だった彼は地上では見えない水中の世界を目の当たりにして驚く。オオクチバスの多さと生命力の強さに、そして沖縄では世界中の熱帯魚が溜池で見つかること。オオクチバスに限らず様々な外来種によって日本の生態系が変化していることが平易な文で書かれていた。2015/02/09
花林糖
19
(図書館本)小2息子が借りた本。何故この本を息子が手に取ったのか?たぶん表紙の魚に惹かれたから?著者は淡水の水中カメラマンで、淡水のカメラマンになるまでの経緯、その後は外来魚による淡水魚激減問題、外来種による様々な生態系の変化について語られています。2021/04/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
27年度5年生教科書掲載(参考)水中カメラマンの松沢さんは、外来魚が生態系を脅かしているのを知り、生物が支え合って生きる生物多様性を保つことを訴えています。2004年『外来生物法』が成立されていることにも触れています。2015/06/19
Hiroki Nishizumi
4
問題は理解出来た。解決策を考えるのは自分を含めた全員かな。2020/11/01
須磨子
1
外来種を軽い気持ちで川に放したりしないように気をつけようと思いました。2015/01/10