出版社内容情報
留守居役に抜擢された椿平九郎、二十七歳。実直で一本気ゆえ老練さを要求される役目に悩みながらもお家のため奮闘する!
内容説明
横手藩の若き留守居役・椿平九郎は、江戸家老の矢代清蔵に呼ばれた。藩の台所事情が悪く、借財は五万両という。まず商人に対する出費を削減するべく、勘定御用方頭の鈴木との相談となったが…。鈴木は、大殿・盛清に出費削減を願い出よという。盛清は、最近また増えてきた“無宿人”対策に力を入れ藩邸内に“人足寄場”をつくり、佐渡金山に売られる無宿人を守るという。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る。2017年、「居眠り同心 影御用シリーズ」(二見時代小説文庫)と「佃島用心棒日誌シリーズ」(角川文庫)により、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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