出版社内容情報
鹿取寒九郎。父、母を相次いで亡くし、津軽からひとり江戸へ出た少年の孤独な戦い!シリーズ4弾
内容説明
密命を申し渡す。陸奥に行った北風寒九郎こと鹿取寒九郎を討ち果たし首を持ち帰れ。奉納仕合いで選ばれた剣士らに御上から刺客の命が下った。当の寒九郎は祖父谺仙之助に会うべく津軽の地に。古来、東日流の地には御上の権威を認めず“北の邪宗門”を奉ずる一族が一大皇国を再興せんと蠢いてきた。祖父にも寒九郎にも“一族”の血が…。魔界白神山地で明らかになる驚愕の事実!
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
99
北風侍 寒九郎4作目 2020.06発行。字の大きさは…中。 津軽藩士の父母を喪い、1人江戸へ逃げて来た北風寒九郎の成長物語です。今回から舞台が江戸から津軽に移って行きます。 寒九郎は、津軽から江戸へ出て3年になります。この間に何度となく津軽藩の刺客に襲われます。此度は、祖父・谺仙之助を捜しに津軽に行きます。まず、白神山地に祖父の消息を捜し…。弘前城下では、父と母が斬られた事情を探りに…。十三湊では、祖父が蝦夷と一緒に独立国を作ろうと…。→2020/08/14
とし
83
北風侍 寒九郎「北の邪宗門」4巻。父鹿取真之助、母菊恵の死真相を知るべく祖父谺仙之助に会うため、北風勘九郎(鹿取勘九郎)やっと津軽の地に、江戸からは勘九郎を討ち果たす為の暗殺が、東日流の地には御上の権威を認めず北の邪宗門を奉ずる一族がだんだんと物語が複雑になってきますね、勘九郎の夢枕に立つ名無しの権兵衛の存在も不気味です。2020/09/25
今多靖子
0
谺仙之助には会えなかった。話はアイヌも登場し、日本の人種問題が絡んている⁇つくづく、歴史が身についていないと理解が及ばない。あ~辛!2024/10/19