パオロ・マッツァリーノの日本史漫談

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パオロ・マッツァリーノの日本史漫談

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784576111308
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0036

出版社内容情報

土下座ブーム、亡国論、全裸、牛、やせ薬広告…。ささいな歴史に意外な事実が隠されていた。平成の劇作者が贈る日本史特別講義。

内容説明

土下座ブーム、東京の牛、先生という敬称、開襟シャツ、やせ薬の広告、ストリーキング…「大きな歴史」だけが歴史じゃない。埋もれている「小さな歴史」を平成の戯作者が照らし出す。

目次

第1章 全裸のゆくえ
第2章 部屋と開襟シャツとわたし
第3章 絶えないものは、なんですか
第4章 名前をつけてやる
第5章 先生と呼ばないで
第6章 東京の牛
第7章 疑惑のニオイ
第8章 つゆだくの誠意と土下座カジュアル
第9章 戦前の一面広告
第10章 たとえ何度この世界が滅びようと、僕はきみを離しはしない

著者等紹介

マッツァリーノ,パオロ[マッツァリーノ,パオロ][Mazzarino,Paolo]
イタリア生まれの戯作者。現在は千葉県民。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。父は九州男児で国際スパイ(もしくは某ハンバーガーチェーンの店舗清掃員)、母はナポリの花売り娘、弟はフィレンツェ在住の家具職人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

16
★★★☆☆ 安定の面白さ。大きな歴史の中に埋もれてしまっている小さな歴史を掘り返してくれる一冊。普段なかなか気になって調べようとしないようなものばかりで、著者のユーモアも相俟って非常に面白い。随所に見られる毒も健在で、本当に漫談のようであるのだが、中身はしっかり調べ込んで書かれているのが素晴らしい。2020/01/10

ロッキーのパパ

10
著者の手にかかると、つい見逃してしまうようなことも、社会学的切り口で面白おかしくなってしまう。この本も全裸やネーミングなど素材で楽しませてもらった。ただ、日本史と言うタイトルから歴史上の事跡を扱ってくれるのかなと思っていたこともあり、その点だけが肩透かしを食らった気分(^_^;)2011/11/24

魚京童!

9
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1365.html2014/01/25

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

9
やっぱりパオロさんは面白い。私は英雄豪傑が好きなのだが、英雄不在でもこれだけ面白いなんて。読みながら、三回四回吹出しました。ルーツを辿れば、真相は違う。歴史推理の鉄則じゃないですか。2011/11/18

YOS1968

9
謎のイタリア人パオロ・マッツァリーノが過去に発行された膨大な新聞をくまなく検証することで、現代の日本人の誤解を明快に、そして面白おかしく解くスタイルを取っている。クールビズ、牛乳の臭い、土下座の意味、新聞の一面広告、亡国論などテーマは多岐にわたる。賛否両論あるだろうがメディアリテラシーに関して「マスコミもネットも専門家の意見もあなたも私も全員バカであるという前提でいる」姿勢は素晴らしい。身近なちっぽけな問題に目を向けて、少しでも良い方向へ行くように努力することを推奨している。2011/10/21

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