内容説明
2008年の夏、日本最大のビルイン型テーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」で恒例の「あなたの隣の怖い話コンテスト」が開催され、日本全国から膨大な数の霊体験恐怖実話が寄せられた。本書は、そのなかから入賞作品をはじめ、49のとびきり怖い話を厳選収録したものである。
目次
第1章 開かれた霊界への扉(オンラインゲームに怨念のこもる赤い文字;祖父の持ち帰った人形の秘密 ほか)
第2章 冥界からの不気味な警告(午前三時三十三分の人形たち;死のドライブで腕を失くした男 ほか)
第3章 怨霊の棲む空間(老婆が彷徨う「子取り」の峠道;道路脇の花束から聞こえる奇妙な声 ほか)
第4章 身の毛もよだつ怖い話(切れた街灯の闇に、奇妙な囁き;死の淵で見た「あの世への入口」 ほか)
第5章 音もなく忍び寄る恐怖(噂の心霊トンネルで後ろから迫るのは?;三日続けて黒猫に出くわしたあとで… ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
142
あなたの隣の怖い話シリーズ2009年刊行の前年08年開催のコンテスト入賞作品を含む49編の傑作集ですね。正直このシリーズを何冊も読んでいると段々どれもこれも似た話に思えて来ますが一冊の中で自分の感性に合う作品が見つかればいいなと願いますね。『峠の首吊り一本松』今年になって三人遡れば数十年で十人が首吊り自殺をしている松の木はその後も自殺者を出し続け、ある日主人公が木の下を通りかかると一本の荒縄が意志を持った蛇の様に降りて来て襲い掛かり何とか命からがら逃げ帰りました。今では峠越えをする人は誰もいないという話。2020/04/29
ekura
1
ナムコナンジャタウンで募集した恐怖実話というふれこみ。ネットゲームとか携帯とか、現代っぽいハナシにしようという努力がうかがえる。2010/02/13
クミコ・ロッテンマイア
1
まあまあ怖い、オーソドックスな話がたくさん。2009/06/02