出版社内容情報
町田 康[マチダ コウ]
著・文・その他
内容説明
私たちは、生きているだけでお金がかかる。なので稼ぐ。稼ぐには働かなければならず、働けば少なからず鬱が発生する。鬱を多く抱えていては幸せになれず、できるだけなくすようにしたい。どうしたらよいか。お金を遣うのである。お金を遣うとき、私たちは自由を味わって楽しくなり、結果、鬱が消える。しかし、お金を遣えば当然なくなる。そして私たちは再びお金を稼ぎ、鬱を溜め、それを散じるためにお金を遣う。―この宿命に、果敢に挑んだ男の姿を、著者独特の感性と言語で描いた傑作文芸作品。
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
1962年大阪府生まれ。97年『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞する。2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。小説・随筆・詩集など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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