出版社内容情報
幸助とお妙が通う瑞松院の手跡指南所に、春から新たに通うようになった男児、昌吉。お妙の隣に座り、新入りながらたいそう出来がいいらしい。そんな話を聞いたお勝だが、お妙が昌吉と瑞松院の隣の寺で楽しげに昼餉を摂っていたことや、『ごんげん長屋』のお栄の家に、朝こっそりと入り込んでいるとの噂を耳にし──。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第十弾!
内容説明
幸助とお妙が通う瑞松院の手跡指南所に、春から新たに通うようになった男児、昌吉。お妙の隣に座り、新入りながらたいそう出来がいいらしい。そんな話を聞いたお勝だが、お妙が昌吉と瑞松院の隣の寺で楽しげに昼餉を摂っていたことや、『ごんげん長屋』のお栄の家に、朝こっそりと入り込んでいるとの話を耳にし―。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第十弾!
著者等紹介
金子成人[カネコナリト]
1949年長崎県生まれ。会社勤めのかたわら倉本聰に師事し、72年『おはよう』で脚本家デビュー。以来『太陽にほえろ!』『大都会』といった現代物から『鬼平犯科帳』『剣客商売』『御家人斬九郎』『水戸黄門』といった時代物、大河ドラマ『義経』など、数々の人気作品を手がける。2014年「付添い屋・六平太」シリーズ(小学館文庫)にて小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タイ子
71
シリーズ第10弾。お勝さんの長屋にふと現れた男の子。長屋で面倒を見ていたある日、心当たりがあると尋ね人が。彼が迷子になった訳、そして出自の事情が切なくて涙が出そう「神隠し」。大奥に上がっているお勝の得意先の娘が今度お宿下がりがあるそうな。大金が掛かりそうな宿下がりを断る口実に父親を仮病にした。それでも女中頭と共に帰ってきた娘。ひと悶着ありながらの「置き土産」。お勝の次女が最近手習い所の男の子と昼食を食べてる。嬉し恥ずかしの仲かと思えばそこには深い事情があった。じんわり泣けてほんわか温かい「縁むすび」2025/03/27
ごへいもち
15
なんか抜けた感じの表紙絵が好ましい。本当に頼りになるお勝さん。3話と4話が良かった2025/05/15
しうまい
0
ほのぼの江戸ドラマ2025/06/19