出版社内容情報
旗本家の次男、大曽根三樹之助は家を飛び出し大繁盛の「夢の湯」に居候している。ある日、竹造という男が湯屋を訪れた。かつてお久を慕っていた版木職人だったが、とある事情で江戸を出されていたという。竹造が現れて以降、様子がおかしいお久だが……。若侍三樹之助の活躍を描く、大人気シリーズ新装版第四弾!
内容説明
五十両の借用証文を残し、仏具屋の主人が姿を消した。夢の湯に居候中の旗本家次男大曽根三樹之助と、湯屋の主人で岡っ引きの源兵衛は、女房の頼みで行方知れずの主人を捜すことに。そんな時、竹造という男が夢の湯を訪れた。源兵衛の一人娘のお久をかつて慕っていた版木職人だったが、ある事情で江戸を出されていたという。竹造が現れて以降、様子がおかしいお久を気にかける三樹之助。さらに、仏具屋主人に続き、行方知れずになる者が…。若侍三樹之助の活躍を描く、大人気シリーズ新装版第四弾!
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年東京生まれ。國學院大學文学部卒。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。捕物帖での新人賞受賞は極めて困難と言われている中での快挙だった。主な著書に「おれは一万石」シリーズと「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞「シリーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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