出版社内容情報
花魁に狂う若侍がかつて人を殺めた”あやめ河岸”で、首を捻られた骸があがった。屍骸の主は御用達の魚問屋、鯉屋太郎次。浅間三左衛門の投句仲間である八丁堀同心、八尾半四郎は隠密の雪乃から名妓小紫の起請文が入った遺品の財布を渡される。だが、肝心の宛名は太郎次ではなく岩蔵--痴情の縺れを隠れ蓑に蠢く悪を嗅ぎつけた半四郎に、「あの男」が助っ人に参上する。人情小太刀が江戸を救う!! 話題の新装版、第五弾。
内容説明
花魁に狂う若侍がかつて人を殺めた“あやめ河岸”で無惨な骸があがった。屍体の主は御用達の魚問屋、鯉屋太郎次。浅間三左衛門の投句仲間である八丁堀同心、八尾半四郎は隠密の雪乃から遺品の財布を渡される。中には名妓小紫の起請文が入っていたが、なぜか太郎次宛てではなかった。痴情の縺れを隠れ蓑に蠢く悪を嗅ぎつけた半四郎に、「あの男」が助っ人に参上する。人情小太刀が江戸を救う!!話題の新装版、第五弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。四季折々の江戸の情緒と人情の機微を、繊細な筆致で綴る時代小説には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
85
照れ降れ長屋風聞帖5作目「新装版」 2020.03発行。字の大きさは…中。 松葉時雨、あやめ河岸、ひょうたん、片蔭の4話。 富田流小太刀の遣いて浅間三左衛門は、十分一屋(仲人業)のおまつの「ひも」として気楽な浪人暮らしをしながら、係わる人たちの相談事に人情小太刀を振います。 このシリーズを第1巻から読んできて良かったと思います。途中の第5巻から読んで、途中で止めましたが。最初から読むと主人公・浅間三左衛門が醸し出す笑い、柔らかさ、ほがらかさが解ってくるとほのぼのとした良さを感じます。2020/07/29
とし
72
照れ降れ長屋風聞帖「あやめ河岸」5巻。三左衛門さんとおまつさんそれに、おまつ連れ子おすずとも何となくぎくしゃく感が無くなりましたね。2020/04/23
かずくん
1
おすずが、おっちゃん→おとうちゃんに でも声に出して言えなくて かわいい2024/09/28
onakagayowayowa
0
おすずちゃんの回が、ハラハラしてしまい飛び飛びで読んでしまいました…。同心さん達のこれからも気になる…2024/01/07