出版社内容情報
藤井邦夫[フジイ クニオ]
著・文・その他
内容説明
江戸で一、二を争う老舗で大名家御用達の呉服商越前屋に狙いを定めた盗賊“眠り猫”。頭の勘兵衛は入念な下調べを重ねて越前屋の母屋に忍び込んだのだが―。この押し込みがきっかけで外様の大藩を敵に回すこととなった眠り猫一味、徳川家が忌み嫌う妖刀をめぐり、命を懸けた戦いの幕が切って落とされる!人気書き下ろし時代小説シリーズ、遂に最終巻!
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、時代小説で数々のシリーズを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
101
日溜り勘兵衛極意帖「押込み始末」10巻。う~ん最終巻、何時も読後スカッとするシリーズだったので非常に残念ですねが、勘兵衛さん気持ちよく始末を付けて終わってくれましたので日溜まりで居眠り楽しんで下さい。2017/03/05
いつでも母さん
81
好きなシリーズだったので、遂に最終巻!の文字に軽くショックだった。最終回に相応しく?面白く読了に至る。根岸の里の黒猫庵で、勘兵衛が老いた黒猫と居眠りをしている姿を、いつか又見たいものだ。2016/11/28
小梅さん。
11
シリーズ完結は、長編で。 押し入った先で名刀村正を盗んだことで勘兵衛一味が危機に。 囚われたり、傷を負ったり、どうなるのか、どう切り抜けるのかはらはら。 なかなか手強い敵だった。 チーム存続の危機もあって、最後はああなって本当によかった。 (そして、気付けば勘兵衛の素性って知らなかったような。勘兵衛は勘兵衛だから、気にしたことなかったけど。) きれいにまとまった感はあるけど、続きがあるなら、きっとまた読む。2017/05/07
あかんべ
7
シリーズ最後と聞いてなんだか雲霧仁左衛門みたいな、火盗改めや八丁堀との戦いかと思ったら、盗賊らしい最後ではなかった。ほっとしたような、がっかりしたような。2016/12/20
goodchoice
2
自らが盗んだ刀を巡り新たな騒動が起こり、勘兵衛一味が金沢藩目付と対決する。いつも通りのチームワークで胸のすく思いだ。これで最終巻とはやや寂しい気もする。2017/01/25