鑿大全―ノミの使いこなしを網羅した決定版 (増補改訂)

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  • サイズ B5判/ページ数 192p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416813034
  • NDC分類 583.8
  • Cコード C2072

出版社内容情報

「鑿(ノミ)」の種類・用途から、使い方、仕立て、研磨、手入れ、さらに銘品といわれる鑿の解説なども紹介した決定版的な書籍です。

木工手道具「鑿(ノミ)」の専門書として、鑿の種類・用途から、使い方、仕立て、研磨、手入れなどを網羅した鑿の決定版といえる書籍です。実際の鑿の使い手である、宮大工、大工、建具屋、指物師、家具職人、木彫家といった方々にとっての教科書的な本であり、また自分たちの守備範囲とは違う使い方や、用途を知ることができるような内容を目指します。さらに、技術専門校や高校、大学といった教育の場での使用にも耐える読みやすさを目指します
 「鑿」と一口に言っても、その種類は数百種類に上ります。追い入れ鑿、薄鑿、叩き鑿、向待鑿、突鑿、底さらえ鑿、埋木鑿、口切鑿、鉋台鏝鑿、鏝鑿、二本向待鑿、外丸鑿、内丸鑿、丸匙鑿、平匙鑿など、様々な用途に多くの鑿が使われて来ました。本書では、これら幾種類もの鑿の用途や使い方を解説します。また、使い方については組み手、継ぎ手の作り方、刳りもの作りの実践、彫り物作りの実践を、第一線の職人に取材します。
 さらに、現代ではほとんど使われる機会がないと思われる鑿や、銘品といわれる鑿についての紹介もし、それが使われていた時代や用途を解説。さらに資料性の高い内容のものとします。
 ※本書は、2010年に発行された『鑿大全』に記事を16p追加し、増補改訂したものです。

・鑿の作り方
・鑿の種類
 建築物構造材の仕口や組手をつくる鑿
 建築物の造作あるいは家具・指物政策に使用する鑿
 建具製作に使用する鑿
 彫刻道具
 玄翁について
 特殊な鑿
・研ぎのはなし
・鑿の歴史
・仕立てと研ぎの実践
・匠の技、鑿使いの実践
・鑿の銘品とその解説

目次

美しき手道具、鑿ができるまで
写真で見るノミの種類
仕立てと研ぎの実践
匠の技、ノミ使いの実践
今も作り続ける越後の打ち刃物
木彫りの里「井波」を訪ねて
井波の彫刻作品の数々
ノミづくりの名工たち