内容説明
江戸の大店に次々と押し入り、邪魔をする者は容赦なく斬り捨て、大金を盗んでいく押し込み強盗集団「聖天一味」。はぐれ長屋の家主の材木問屋「三崎屋」も、源九郎たちに店の警備を頼んできた。そんな折、お熊の弟が長屋に現れたが、どうも様子がおかしい…。はぐれ長屋の用心棒たちは、三崎屋を聖天一味の魔の手から守れるのか?大好評シリーズ第二十八弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
55
はぐれ長屋の用心棒「銀簪の絆」28巻。27巻、28巻と一気読み、はぐれ長屋の住民何かと源九郎に世話を焼くお熊さんの弟猪八(初登場?)を巻き込んでの、押し込み強盗対はぐれ長屋の用心棒の物語。お吟さんの登場がないので少し寂しいような。2014/06/30
toshi
10
抜けていた巻が手に入ったので早速読了。 順番に読まなくてもほとんど問題が無いのがこのシリーズ(笑)。 今回はお熊の職人の弟が登場する人情話になっている。タイトルは弟がお熊に贈ったもの。 捕物の終わった後、源九郎と一味の中にいた剣客との勝負が行われるちょっと異例な展開が有る。2017/05/16
rakim
9
はぐれ長屋のお仲間の絆と友情はいちだんと深く・・・。勧善懲悪でおきまりの「チャンバラ映画」を見ているような気楽な一冊。2013/09/15
ひかつば@呑ん読会堪能中
9
第28弾。凄腕の武士が二人いる6人組の押し込みが連続して大店を襲い、はぐれ長屋の持ち主である材木問屋から店の警護を依頼されるという話。表題「銀の簪」の持ち主は意外な人物で、こちらも押し込み話に絡んでくるのだが、ちょいと最後が中途半端で雑だったかな。まぁいつものメンバーが老骨にムチをうって、めでたしめでたしと。2013/09/01
みいちゃん
4
御老体が息を切らしながら頑張っている、いつもながら安心して読めます。今回も長屋の仲間を助けて めでたしめでたし。2013/09/08