双葉文庫
象印の夜―新・若さま同心徳川竜之助〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575665604
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

南町奉行所の定町回り同心たちがフグ中毒で壊滅状態。そんな最中、象らしい動物に男が踏みつぶされ圧死する事件が起きた。ひとり元気な見習い同心徳川竜之助は、今まで見たこともない死体を前に呆然と立ち尽くす。さらにはすぐ近くで、刀で斬られた男の死体が発見される。奇怪な事件をいくつも抱え込んだ竜之助は江戸の町を奔走する!若き日の竜之助の活躍を描く新シリーズ第一弾。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

62
かなり昔『象が踏んでも壊れない筆箱』というCMがあったような。さらに昔の江戸は築地明石町。象に踏み潰された、と噂される遺体ひとつ。奉行所の同僚がフグの毒で身動き取れぬ中、下手人解明に駆けずり回る見習い同心・竜之助。謎はさらなる謎を呼び、空腹のままひたすら駆けずり回るのは、著者の東京マラソン経験の成果?八つ当り?再び竜之助が読めるとは嬉しいかぎり。珍事件解決と創意工夫こらした十手さばきが楽しみです。2012/05/29

ベルるるる

15
新シリーズになって、竜之助の見習い同心としての奮闘ぶりがメインって感じになってる。お転婆でかわいい許婚のお姫様も登場!やよいの竜之助への思いもいじらしい!2016/08/14

うにねこ

15
一度完結した作品の新シリーズ、捕り物時代小説。 前シリーズが好きだったので嬉しいです!  田安徳川家の十一男、徳川竜之助が身分隠して同心になり事件を解決していくのですが、今回は次から次へと事件が起こりそれを一人で抱え込むことに…。 謎解きもラストの戦いも変わらず面白いですが、新キャラの登場とやよいの心の描写がまた楽しい(^-^) 今回も長く続くといいなぁ~。2014/05/05

rakim

14
今までのシリーズは竜之介の剣をめぐる一本の筋があったものでしたが、今度は気楽な捕り物帳シリーズになるのでしょうか?また違った面白さがあって、楽しみな次巻。 2012/08/21

あかんべ

12
育ちのよさが、真っ直ぐで素直ないい方向に向いている竜之介。べらんめいの練習が成果を結びちょっと変わっているいいヤツと、周りからも認められている。今回同僚がふぐにあたり孤立無援の活躍となるが、空腹と戦いながら走り回るのがおもしろい。次々と事件が起こり駆け回るのでこちらも一気に読んでしまった。2012/08/06

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