出版社内容情報
官僚による汚職の増大、無能な政治家が招いた大不況、ベンチャーが育たない社会構造。日本の病巣を斬り、再生への哲学と実践を掲げる。 戦後50年の間に、日本が身にまとってきたシステムという着物も、精神という体も汚れきっている。今こそ一度に洗濯し、新しい日本を手に入れねばならない。そうしなければ後は朽ち果てるのみである。本書では、日本有数の実業家であり、警世家でもある著者が日本の病巣を斬り、危機脱出の処方箋を明示する。まず、直近の危機脱出策として、「経営者としてプライドをとりもどせ」「偽・私・放・奢の患いから離れよ」と経営者の指針を示し、「官は国家なりという勘違い」「理念なき行政」などから「官」依存体質からの大転換を提唱する。さらに、「国民よ、大いに政治を語ろう」「今こそ日本を変えるとき」と国民の奮起を促す。そして最後に、「思いやる心にあふれた落ち着いた社会への転換」「日本よ世界の『素封家』たれ」「『物心一如』の新しい文明」と21世紀ビジョンを示していく。「夢と志ある社会」への改革案を率直に訴える緊急発刊の書。
内容説明
いま日本は朽ちかけている。情熱と勇気をもって大変革を成し遂げ、清新な社会を作ろうではないか。危機脱出への処方箋を明示する緊急発刊。
目次
第1章 崩れゆく日本への緊急提言(経営者よ王道を歩め;「官」依存体質からの大転換;巨大企業は経済に何をもたらすか ほか)
第2章 企業経営の新たなる指針(なぜ経営に哲学が必要か;才能を私物化してはならない;企業と社会貢献 ほか)
第3章 二十一世紀日本の「夢と志」(「思いやる心にあふれた落ちついた社会」への転換;日本よ世界の「素封家」たれ;「物心一如」の新しい文明へ)