出版社内容情報
島田藤四郎は義父の援助を受け、はぐれ長屋の近くに神無念流の道剣術場を開いた。ある日、その道場に道場破りが訪れるが、急を聞いて駆けつけた華町源九郎と菅井紋太夫は見事打ち破る。その日から噂を聞いた門弟の入門が急増するが、門弟を襲う三人の剣客が現れ、長屋から通う若者たちも重傷を負う。三人の剣客の狙いは!?
内容説明
島田藤四郎は、はぐれ長屋の近くに神道無念流の剣術道場を開いた。ある日、その道場に道場破りが訪れ、急を聞いて駆けつけた華町源九郎と菅井紋太夫は見事打ち破る。その日から噂を聞いた門弟の入門が急増するが、門弟を襲う三人の剣客が現れ、長屋から通う若者たちも重傷を負う。三人の剣客の狙いは!?藤四郎から依頼を受け、源九郎たちは凄腕の剣客に立ち向かう。大好評シリーズ第二十三弾。書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
38
屋はぐれ長屋の用心棒「剣術長屋」23巻。前巻ではぐれ長屋に一時住まいしていた島田藤四朗さんと妻になった萩江さん、島田道場を開くが、藩から剣術師範の話が持ち上がり他の道場からの嫌がらせで事件が起きる。今回はお吟さんが登場しなかったな~。2014/02/20
あかんべ
6
華町さんも別れてから全く女っ気ナシになったし、長屋暮らしの方は最近おざなりに、その代わり剣術一本が、話の中心に。今回も町道場を開いた島田のまわりで起きるごたごたを助けるはなし。正体不明の敵に襲われる、浅く傷を負うのもおなじみなら、正体を明らかにして華町、菅井の活躍で解決するのもおなじみの展開。せめて道場主の河合との対決は、島田さんがして欲しかった。2012/02/07
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
妻の実家、旗本家に開いてもらった島田道場に早速道場破りが登場。師範代として源九郎、菅井があっさり破り事なきを得るが、その後別口が門弟たちを襲い始め道場を潰そうとしたことから長屋のメンバーが探索に乗り出すという、道場が出てくる時代物としては王道の話で、ピリピリと張り詰めた展開がなんともいい。2012/11/06
nyaboko
5
島田が開いた道場が評判良くて、とある藩から剣術師範にという話が持ち上がる。すると、それまで剣術師範と目論まれていた道場から潰されそうになり、源九郎たちが助太刀する話。今回源九郎が本気で追い詰められ、正直どうなるかと思った。あと、相手はちゃんと道場の人間が勝利を一つおさめたけど、島田側は道場の人間が敗北し、他流の菅井と源九郎が勝利してるので、それで「俺たちの道場の勝利!」とか言っても、正直「なんだかなー」という印象。そろそろ源九郎か菅井負けてもいいのよ(ぇ2012/10/18
toshi
4
はぐれ長屋の用心棒の第23巻。 今回は華町源九朗も菅井も闇討ちで怪我を負わされ、危機一髪。 でも、最後はいつもの通り・・2013/11/16