内容説明
幼馴染みの女がならず者に連れ去られ、命を賭けてまで女を助けようと奔走する研師の茂次が狙われた。下手人糾明に乗り出した華町源九郎の前に三人の刺客が立ちはだかるが、なんとその背後には、闇社会を牛耳り町奉行所の役人までも手なずけている大悪党が…。危うし華町源九郎!好評シリーズ第五弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪小説、時代ミステリー分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harhy
13
悪人が賄賂や脅しで役人が手も足も出ないようにするというのは、今もありそう。最後に長屋の人達が協力して解決するのは今までどおりだけど、懸命に働いた茂次の恋がかなうのが、落ちとしてはいいね。2013/12/30
とく たま
9
長屋に住む研師の幼馴染みが父親の博奕のかたに連れ去られた💦悪党を操る者は与力でも手が出せない形振り構わぬ暴力で支配していた。長屋に住む隠居爺源九郎は皆を説得し・・捕物、剣劇、決着と実におもしろいね!2024/02/18
逍遥遊
7
30-06-20170209 勧善懲悪の物語。安心して最後まで読める。長屋の人たちの人情や町方の責任はとらないが最後は頼れるなんて、出来すぎだよ。でも、これが時代小説の良さなんだろうな。2017/02/09
へたれのけい
4
なにやら極めて元気ないつもの四人。金を集めて組織を作って…。どちらかと言うと巻き込まれ型のしがない浪人が好きだなぁ。2013/09/23
史
3
許されざる悪の象徴、長屋の危機が迫るも、決死の覚悟で挑む。2021/12/21
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