双葉文庫<br> 哀しみに寄り添う―伊集院静傑作短編集

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双葉文庫
哀しみに寄り添う―伊集院静傑作短編集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575526592
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「小説は哀しみにくれる人を救うことはできない。ただ、寄り添うことはできる」。2011年3月11日の東日本大震災で自身が被災した際に著者が語った言葉だ。大切な人を失い哀しみのただ中にいる人、人生の希望を失い悲嘆にくれる人・・・・・・そんな人たちの哀しみに寄り添う、伊集院静の傑作短編集。物語の登場人物も連れ合いや我が子、家族を失いながらも、前を向いて歩こうとする。そんな姿が読者の心に小さな希望の光を灯すことを願って。

内容説明

夫を亡くした由美は、哀しみのなか、息子の茂を育てていた。野球少年の茂を通して、亡き夫の想い、そして息子の成長を知る(「夕空晴れて」)。失踪した親友の妹・公子を訪ねた是水は、いまだ兄の行方を追う公子と話すうち、若き日に事故で亡くなった大切な弟のことを思い起こす(「くらげ」)。「大人の流儀」シリーズの著者にして、短編小説の名手が描く、6つの物語。哀しみを抱えている人に、そっと寄り添い、少しずつでも前に歩き出せるよう、背中を押してくれる―そんな物語が詰まった珠玉の短編集。

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年、山口県防府市出身。立教大学文学部を卒業後、81年に『皐月』で文壇デビュー。91年には『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞を受賞。翌92年には『受け月』で第107回直木賞を受賞する。その後も、『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞、『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞を受賞している。16年には紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんだりん

19
伴侶や兄弟など大切な人を亡くした人を描いた短編集。哀しみに押しつぶされそうになっていても、そこには新たな発見や小さな喜びがある。日頃忙しくしているとなかなか気付かないことにふと気づかせてくれる場面に出会う。それは亡くした人を思い出す出来事やモノや風景に接したとき。故人を思い出し、もしかしたらあんなことを伝えたかったのかな?こういう風に考えたほうがいいのかな?なんて思いを巡らせる。誰もがつらい別れを経験する。今はつらいかもしれないけれどまた人は歩き出す。そんな気持ちにもなれる作品。★32023/06/12

Tatuyuki Suzuki

3
色々な悲しみがあると読んでて感じた。2024/02/04

チバ

3
著者の小説を読むのは2冊目であまり触れてこなかった作家だった。少し脚本っぽいなという感想を持った。少し古いと感じたからか、短編だったからか感情移入がしにくくあまり良さが分からなかった。でも哀しみとはそういうものだとも思う。本当に哀しみの淵にいる場合、このような温度感の世界がとても心に染み渡り、読み終えてすごく助けられたとか救われたとかではないが一人ではないと思えるのではないか。そういう小説だった。2023/06/09

堀井由佳

1
短編集。大切な人と別れた時、関わった人たちはそれぞれ同じ哀しみを感じるとは限らない。 そんなことをこの本は思い出させてくれた。2023/11/26

ありす

1
伊集院静さんは初めて。この本を手にした翌日、訃報を知り驚いた。解説に「初期の作品集から採用されたアンソロジー」とあるから当然なのかもしれないが、文章や空気に時代を感じてしまった。あ、渡辺淳一…。「バラの木」とか「えくぼ」が、ストーリー的にはいいなと思ったけど、いかんせん女性の描かれ方が…うーーーん。時代の価値観の差と言ってしまえばそれまでだと思うけど、自分ではガッツリ昭和人間だと思っているのに、いつの間にか生きてる今の影響を受けて、気づかぬうちにアップデートされるんだな。不思議な感覚を味わった。2023/11/26

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