新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • ポプラ社(2015/04発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591126950

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内容説明

幸福のイメージは、時代とともに変わります。世代によってもちがう。男性と女性、民族、職業によっても異なります。百万人の人間がいれば、百万通りのちがう幸福がある。それを承知で、あえて幸福について正直な感想をのべてみました。わかっていることは、いま新しい幸福感が生まれつつある、ということです。 「おわりに」より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

25
ブータン国の人たちの輪廻転生を固く信じる生き方はぜひ真似したいものです。山河破れて国あり、という東日本大震災後の日本の状況、ぼんやりした不安の「逢魔が時」の中にいる私たち、青い鳥の飛び去った後を生きている私たち。そんな中で大切なのは、人の心のありようだということが、改めて良く分かった1冊でした。小さな幸福感を求める生き方をしていきたいものです。2012/05/21

せっちゃん

19
著者2冊目、2012年発行図書館本。人間とは残酷な生き物。もっと著者の本を読みたいです。2023/08/06

なつ

14
肉や魚だけに命があるわけじゃない。米や野菜や果物にだって命がある。わたしたち人間はそれらの命を奪って生きている。「有り難い」「いただきます」その想いの元、食す。だから、キレイに食べたい。胡瓜ひとかけらも、お米一粒も残さず、キレイに食べたい。同時に無駄のないように大切に食材を使いたい。それがきっとわたしたちの健康に繋がるし、節約にもなる。そう思いながら今日も明日も明後日も、夕食の準備をする。印象的だった一文→『知ること、気づくこと、感じること、それはひょっとして幸福の反対側にある世界なのかもしれません。』 2016/05/10

AKIKO-WILL

13
大河の一滴の著者ですが、かなり前に読んだ事もあり、久しぶりの著者作品ですが、五木節が変わらず読みやすかったです。ブータンの国民総幸福度の事や青い鳥の本当の意味など興味深い話でした。幸せは、遠くにあるモノではなく身近にあるモノだが、それは永遠に続くモノではない。これは著者が語る永遠に続く幸せなど、幸福とは言えないのではないか?この幸せな時間が永久に続くと保証されたらそれはたちまち退屈な日々になるだろう。と!こんな時代だからこそ自分だけの幸せについて考えてみるのも良いかと感じました。2013/08/11

えるもん

12
こうすればあなたも幸せになれる!というような自己啓発本を期待する人は読まない方がいいと思います。メーテルクリンの「青い鳥」の話が印象的だった。絵本の結末では大抵、青い鳥は自分たちが飼っていた鳥だったのだと気付きハッピーエンドです。実は、これには続きがあって、青い鳥だと気づいたがその瞬間に幸せの「青い鳥」は手のなかから逃げ去ってしまう…真実は、常に残酷であったのだった。私たちは「青い鳥」が去ったあとの時代を生きていかなければならないのだと実感した。中々、興味深い1冊でした。2014/07/01

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