双葉文庫<br> 珈琲屋の人々―どん底の女神

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双葉文庫
珈琲屋の人々―どん底の女神

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575524390
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

避けがたい理由で人を殺してしまった喫茶店『珈琲屋』の主人・行介と、かつて行介の恋人だった冬子。ふたりの恋の行方を軸に、『珈琲屋』のある商店街に暮らす人々の苦しみや喜びを描いて人気を集めるシリーズ最新作。まさに〝人間ドラマ〟と呼べる7つの物語がつながる連作短編集。

内容説明

避けがたい理由で人を殺してしまった喫茶店『珈琲屋』の主人・行介と、かつて行介の恋人だった冬子。ふたりの恋の行方を軸に、『珈琲屋』のある商店街に暮らす人々の苦しみや喜びを描く。―近所に越してきた謎多き少女、舞。いったい彼女は…(「ひとり」「ふたり」)、コンビニで知り合った女性の過去とは…(「どん底の女神」)ほか、まさに“人間ドラマ”と呼べる七つの物語を収録した連作短編集。テレビドラマ化もされた人気シリーズの最新作が、文庫オリジナルで登場。

著者等紹介

池永陽[イケナガヨウ]
1950年愛知県豊橋市生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校卒業。グラフィックデザイナー、コピーライターを経て、98年『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2006年『雲を斬る』で第12回中山義秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

125
シリーズ第4弾ですが、間が空いてしまったせいか、読んでいてどうもなんとも言えない違和感が。今までの作品だと過去に人を殺めてしまった主人公「行介」が、その過去の罪を後ろめたく感じつつ生きてる姿に魅力があったのですが、本作はその過去に対して、変な開き直りみたいなモノを感じずにはいられず、その過去を変に前に出してきている感がなじみませんでした。馴染みの二人「島木」と「冬子」もそんなワケありの人生をどこか軽く茶化してるようにも思えて。なので、どんないい話であっても肝心の主役三人が台無しにしてる感が否めません。2021/01/24

ベイマックス

109
シリーズ4作目。連作短編集で、初出稿が雑誌だから仕方ないのかもしれないけど、各章の冒頭のお決まりのような主人公・行介の過去の殺人のくだりがしつこく感じてしまった。◎内容は面白く読めました。けど、冬子さん、可哀相だなぁ~。『最終家族』の幸代さんも可哀相だなぁ~。舞ちゃんも…。◎最後の奇跡は、よかったよかったなんだけど、出来過ぎだよなぁ~(笑)。2021/02/07

ゆみねこ

95
殺人を犯し刑期を終えて地元に戻り珈琲屋を営む行介と幼馴染みの冬子と島木。珈琲屋を訪れるのはわけのある人々。癌の告知を受けた男の話と夫の浮気を疑い若い男と不倫しようとした妻の話が印象に残った。行介と冬子はこの先どうなる?2021/04/01

まさきち

85
読んでいないと勘違いををして手にしながら、また読みたくての再読です。行介と冬子の関係が素敵です。2022/08/26

万葉語り

60
シリーズ4作目。このシリーズの続きが読めるとは思っていたいなかったので、図書館で見つけて嬉しかった。元ホテルマンの米沢さんとイルの話と、元医大受験生の舞の話が作品を通じて語られる連作7編。ニートの息子と母親の関係を描いた「甘える男」。冴えない躁鬱病患者の恋を描いた表題作がよかった。2021-0362021/03/28

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