内容説明
冥王星に不時着し、仮設基地で救助船を待ちわびる探険隊員たちは、冥王星に高速で近づく謎の物体を探知した。地表に激突したその物体の調査に赴いた探険隊司令は、そこで異形のゼラチン状生物と遭遇し、ただちに攻撃を開始する。だが、人智を越えた知性と能力を持つ異星生物は、攻撃をものともせず、司令の精神ばかりか肉体までも乗っ取ってしまったのだ…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
11
86年の360円の初版を読んだ。あのシェールの快作。いやぁ、久々のローダン幕間劇もどきに鼓動が早まる。冥王星に不時着した不定形異星生物の方が性善的で、しかも地球人の思考ダダ洩れと言う心躍る設定。キャンベル、ブリッシュ、クラークと同様に“ウソでも理屈”の筆致で解説される“四次元連続粒子モデュレーション吸収のためのハイパー・パラボラ・インパルス場”なんて何のことやら。58年の作品だよ!さすがローダンの先鞭者。系内ハードSF&サスペンス好きなロートルの琴線を刺激するハル・クレメント的なかくれた秀作。★★★★★☆2019/08/07
マサトク
1
半世紀前のB級SFではあるけど、じつに面白い。ペリー・ローダンの人らしさもある。ところどころでしっかりSF的な正確さを保ってるのも良し。2013/04/24
レンズマン
0
668