双葉文庫<br> 感染シンドローム

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双葉文庫
感染シンドローム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575523843
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

タジキスタンで原因不明の感染症が発生した。フリージャーナリストの御堂万里菜は年下のAD小島と共に現地取材に出発するが、乗り換え地のモスクワで小島がウイルス感染の症状をみせて突然死する。特効薬のないウイルスが全世界で猛威を振るう中、ひとりの女性ジャーナリストが真実を追う!

内容説明

タジキスタンで未知のウイルスによる感染症が発生した。フリーのビデオジャーナリスト御堂万里菜はADの小島ナツキと共に現地取材に出発するが、乗り換え地のモスクワで小島がウイルス感染の症状をみせて倒れ、病院へと搬送される。時を同じくして、日本でも感染者の存在が発覚、東京を中心にパンデミックの様相を呈していく。特効薬のないウイルスが全世界で猛威を振るう中、日本に帰国した万里菜を待ち受けていたものとは!?圧倒的なリアリティーで描く長編社会派サスペンス。

著者等紹介

初瀬礼[ハツセレイ]
1966年、長野県生まれ。上智大学ロシア語学科卒。テレビ局で勤務する傍ら、2013年に『血讐』で第1回日本エンタメ小説大賞優秀賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

136
これも11月に読了していた本。 タジキスタンで発生した原因不明の感染症を取材したジャーナリストの御堂万里菜。次第に感染症の渦中にまきこまれていく。感染症の影には敵対する大国の思惑が… 2016年刊の単行本「シスト」の文庫化ということで、これは今のコロナ禍を予言した内容か!と思ったが、どうやら文庫化に当たっては現状に合わせて加筆修正したらしい。 まあ、でも変に現在のコロナの状況を写実に投影はしていない分、緊迫感とエンタメ性は増して楽しめる内容となっていた。2020/11/20

のりすけ

22
もっと「パニック」になるかと思ってたら意外と皆さん落ち着いてて「えらいこっちゃ」感が少なかったなぁ。この作家さんとは相性が良くないのかもしれない。登場人物にいまいち共感できないのがあかんのやろうか。認知症と感染、どっちを選ぶ?難しい選択よのぅ。100から7を引いていくテスト…躓くやん。ヤバクネ?2021/02/01

タルシル📖ヨムノスキー

21
最近続けて読んでいる、いわゆるパンデミック小説とはちょっと毛色が違う作品でした。何せ感染症流行の影にアメリカとロシアが関わっていたり、感染当事者であり謎を解明する役割も果たす主人公が、なんと若年性アルツハイマー認知症だという。この文だけ読むとなんだかトンデモ設定のSFの香りも漂ってきそうだがそんなことはない。一つ気になるのは、この小説は単行本では〝シスト〟というタイトルだったのに、2020年8月の文庫化に際してタイトルが〝感染シンドローム〟に改められたこと。なんか出版社の売る気満々な態度が見え隠れ!?2021/01/11

みーすけ

20
4年前に書かれたようだが今のコロナに近い内容で一気に読んだ。描写も深く読み応えのある一冊。2020/09/10

yamakujira

6
チェチェンの戦争取材から帰国したフリージャーナリストの万理菜は若年性認知症を発症、時を同じくして世界に広がった劇症の感染症が日本をも襲う。ジャーナリストとして感染源を探る万理菜は、驚愕の事実を知ることになる。コロナ禍で書かれた商魂たくましい作品かと思ったら2006年単行本発行、2020年に改題して文庫化だから出版社の商魂だったか。パンデミックの恐慌をえがくパニック小説というより、万理菜が巻きこまれていくサスペンスだけれど、黒幕をはじめ症状や感染状況や社会不安にリアリティーが欲しいな。 (★★★☆☆)2022/01/19

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