内容説明
絶望ではなく、希望の生まれる経済への具体的な考え方を書き下ろす!人を使いすてにする、人に冷たい経済はもろくて弱い経済。人を大事にする、人にやさしい経済こそ強い経済だ。
目次
第1章 冷たく弱い経済から、やさしく強い経済へ(「やさしく強い経済」とは;新自由主義とは、けっきょく何だったのか;もう新自由主義から転換するしかない)
第2章 逆転の成長戦略(「分配から成長へ」―まず分配せよ;やさしく強い成長戦略)
著者等紹介
大門実紀史[ダイモンミキシ]
1956年京都市生まれ。日本共産党参議院議員。現在、参議院財政金融委員会、消費者問題特別委員会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
逍遥遊
3
59-02-20221020 【ベストブック候補】面白かった。というか、非常にわかりやすく今の日本経済について書かれていた。少し「?」となる部分もあるが、それは政策・考え方の相違であって、特に否定するものではない。 ただ、この本を読んで、共産党という政党は本当に大衆目線にいるのかと疑問に思う。著者は落選し政界引退をされたようだが、このような政治家をもっとマスコミに出して「いいこと言うな」「え?共産党って、そんなこと考えてたの?」って認知していく努力をすべきでしょうね。2022/10/20
新橋九段
1
共産党の経済政策の案内としてはわかりやすい。いささか校正が甘い点が気になるし、既に社会背景が変わってしまった点もあるが。2025/03/16
SATOMAN
0
第1章 冷たく弱い経済から、やさしく強い経済へ 21世紀初頭から蔓延り出した新自由主義が、いかに日本の経済を痛めつけてきたかが解説される。1995年に社会人になってから、民営化、派遣労働、非正規といった社会の変化を見てきた。「バトルロワイヤル」でキタノが言った「この国は、すっかりダメになってしまいました」と言うセリフ。その後の近視眼的な経済政策で、経済成長も賃金の増加もできず、さらにダメになった日本。新自由主義からの脱却が不可欠。2023/05/14
愛の工場長
0
まず分配せよ①大企業の内部留保に課税②富裕層に課税③消費税を減税。成長戦略①賃上げ(最低賃金の引き上げ)と社会保障の充実②気候危機打開の取組は経済成長にも貢献③ジェンダー平等の実現(アイスランド)が経済の未来も決める④個人情報保護とデジタル化の両立こそ発展分野⑤人を大事に育ててこそ日本経済の未来がある(新自由主義教育改革にストップをかけ、学問の自由を保障する)格差で読む日本経済(岩波書店)ヤコブスドッティル、キャロルグラハム幸福の経済学、GDPR、個人の尊重原理を組み込んだAIネットワーク、垣内亮(あきら2023/05/12
-
- 電子書籍
- 武道独尊【タテヨミ】第149話 pic…