出版社内容情報
アメリカで超常現象研究チーム『セクションO』が忽然と姿を消し、日本では著名なUFOライターが殺された。事件の鍵を握るのは、オーパーツと呼ばれる摩訶不思議な太古の文明の足跡だった。神話、宗教、古代遺跡……超古代文明の謎に探偵が挑む。宇宙と人類の歴史を紐解く、超伝奇ミステリーの黄金傑作。探偵・石神達彦シリーズ第1弾!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
今野さんにしては珍しい探偵ものでそれに地球の歴史的な遺産や宇宙の話など楽しい話がかなり出てきます。主人公の警察上がりの探偵が人探しを頼まれるのですが、そこに殺人事件などがあったり、さらには米国の軍部などが絡んで話が大きくなります。UFOの話が出てきたりあるいはバチカン、ロシアのスパイなども出てきます。最後はうまく収めたような感じですが参考文献などを見るとかなり勉強されたようです。2025/10/22
NAO
56
今野敏の探偵・石神達彦を主人公とする新シリーズの第1弾。アメリカの情報局で特殊任務に携わるアレックス・ジョーンズ少将が、受けた依頼に違和感を抱いて調査を始めるパートと、行方不明者の捜査を依頼された石神探偵がとある殺人事件に捲き込まれていくパートからなる。ジョーンズ少将が違和感を抱いたセクションOとは、何なのか。殺された日本人は、セクションOと何か繋がりがあったのか。刑事物が多い今野敏の、ちょっと毛色が違う話。世界規模の壮大な話だった。2022/06/10
ちょん
32
なんと面白い😭‼️オーパーツとか大好物です。テンポいい展開で脳内ではインデペンデンスデイとナショナル・トレジャーが再生されてるような感じでした。「発達した文明すべてに共通する言語。つまり…」この言い回し、めちゃくちゃかっこよかったです( 'ω')クッ!2022/05/07
kk
31
ピラミッド、UFO、オーパーツ、さらには火星の人造構造物などの大きな謎の数々と、目黒区辺りで起きた殺人事件をムリヤリ結びつけ、ついでにアメリカ政府の大陰謀みたいな味付けも添えて、よくわからんうちにトントントンとストーリーが展開。トンデモ系っちゃトンデモ系だし、むかし流行ったグラハム・ハンコックの本の受け売りみたいな感じもしなくないけど、エンタメだと割り切れば楽しめます。kk的にはわりと好きです。2020/10/28
一笑
26
蓬莱や海に消えた神々等々、今野敏さんのこういった初期作品、歴史好きな私としてはたまらない。神々の遺品ではオーパーツを扱っていた。エジプトのピラミッドをはじめ、こういった古代遺跡には黄金率など当時の文明では考えられない高度な知識が応用されていることはいろいろな本で読んで知っていたが、これだけ理詰めでくると本当のように思えてくるので不思議だ(本当なのかもしれないけれど?)。数えきれないほどたくさんの星があり、地球もその星の中の一つ。地球に生命体がいるのだから、他の星にも生命体がいると考える方が自然だと思う。2024/09/19




