ヴィレッジブックス 乙女の祈りに忠誠を

クレア，パメラ【著】〈Ｃｌａｒｅ，Ｐａｍｅｌａ〉/中井 京子【訳】

フリュー（2011/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 539p／高さ 16cm
• 商品コード 9784863323261
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

１８世紀アメリカ。植民地をめぐるフランスとイギリスの争いは激化の一途をたどっていた。フランス軍将校である父の看病のため、前線の砦にやってきた修道女アマリーは残虐な行いで悪名高いマッキノン・レンジャー部隊率いる敵軍の襲撃を受ける。父を殺され、天涯孤独の身となったアマリーは砦に留まり、負傷兵の看病に尽力していたが、数カ月後、瀕死の捕虜の治癒を命じられる。獰猛な戦士の肉体に高潔な心を持つ男―彼こそ父の仇であるレンジャー部隊長、モーガン・マッキノンその人だった。だが、憎しみはいつしか禁じられた愛へと姿を変え…歴史の風薫る、珠玉のロマンス。

著者等紹介

クレア，パメラ［クレア，パメラ］［Ｃｌａｒｅ，Ｐａｍｅｌａ］
１５歳のときにロマンス小説の魅力に目覚め、大学卒業後は考古学の修士課程に進むものの、作家になる夢を叶えるため、大学院をドロップアウトして新聞記者に転身。以来、事件記者として活躍する。２００３年にヒストリカル・ロマンス“Ｓｗｅｅｔ　Ｒｅｌｅａｓｅ”で念願のデビューを果たし、２００７年にはレンジャー部隊のマッキノン三兄弟の長男が活躍する『タータンの戦士にくちづけを』でＲＩＴＡ賞最優秀ヒストリカル・ロマンス部門のファイナリストに

中井京子［ナカイキョウコ］
立教大学大学院博士前期課程修了。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ち～]

兄イアンからマッキノン・レンジャー部隊を継いだ次男モーガン。仲間を助けたものの、重傷を負った上フランス軍の捕虜となってしまう。看護をしたのは、フランス軍少佐の父親をマッキノン・レンジャーに殺されたアマリー。アマリーがとっても純粋で優しく慈悲深い女性。モーガンの謝罪を受け入れ、この先に待ち受けるモーガンの残酷な死を悲しむ。アマリーの後見人ブルラマック准将の高潔さに、彼の元で戦えたら…と思うモーガンが泣ける。アマリーを全身全霊愛するモーガンがめちゃくちゃ素敵♡ウェントワースは相変わらずウェントワースだった…

2019/01/13

[ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》]

テンポが遅くて焦れったいし、イライラした。でもこれって、後半に向けての手なのかしら？そして、まんまとその手に乗せられた。でもやはり、私は前作のイアンの方が好きだわ(☆∀☆)。そういう意味でも次の、コナーが楽しみ。そうそう、今回の超ＨＯＴなシーンは、鏡(///∇///)

2019/01/18

[たまきら]

三兄弟の真ん中の作品です。いや～読み応えのある素晴らしいシリーズです。戦争という醜く人を変貌させてしまう世界を白黒つけずに表現しているところがまたいい。池波正太郎が「人間悪人も善人もいない。両方が混ざり合ってるのだ」とよく書いてましたが、まさに。無実の罪で憎いイギリス軍のために働いている誇り高きスコットランド人が、同じくカソリックであるフランス軍に捕まる。実在した准将を登場させ、彼の高潔さの描写がまたいい。すごく純粋なフランス人×アメリカンインディアンハーフのヒロインも素晴らしい。大満足。

2016/02/22

[イヴ＠乗馬に夢中]

レンジャー部隊、次男モーガン×フランス大佐の娘アマリ― 今回もすごかった。残酷なシーンもありつつ、しっかりロマンスもあり頭蓋骨をドッジボールするところは気持ち悪かったけど、戦争の残酷さや宗教問題、どんなに犠牲が伴うか丁寧に描かれている。ヒロイン、ヒーローも一生懸命に相手を思い守る所は良かった。HOTシーン、性描写生々しくて鏡の前でのシーンは赤面♡。　ウェントワースはアニー一筋かと思いきやアマリーにもまた一目惚れしてた。ラストにはまた良いことしたから許すww

2018/08/13

[Miyuki_fsog]

う～(ToT)やっぱり、このシリーズ好き…大好き過ぎるくらいだ❤コナーも読んじゃう❤

2018/03/25