出版社内容情報
毎朝出社するたびに俺に「好きです」と告白してくる女子社員がいた。新卒同期の彼女の告白がはじまったのは入社二年目の夏。それから五年続いた告白はある日、終わった。彼女が突然亡くなったのだ。その後、俺は彼女が日記を書いた日に「飛ぶ」ことができることに気づき、ある決意をする。儚く切ない恋愛小説。
内容説明
毎朝出社するたびに俺に「好きです」と告白してくる女子社員がいた。新卒同期の彼女の告白がはじまったのは入社二年目の夏。それから五年続いた告白はある日、終わった。彼女が突然亡くなったのだ。その後、俺は彼女の日記を見つける。そして、その日記が書かれた日に「行ける」ことに気づいた俺は、ある決意をする。やがて知る、彼女の真実とは…。はかなく切ない恋愛小説。
著者等紹介
時本紗羽[トキモトサワ]
兵庫県出身。2017年「今夜、2つのテレフォンの前。」でノベル大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チロ子
29
5年間毎朝「好きです。」と告白してくれた同僚女子社員だったが、急に彼女が亡くなってしまった。自殺する風も無く、殺害されるような子でも無く、彼女になにがあったのか?偶然見つけた彼女の日記、呼んだ日に戻れることが判明しタイムスリップ!! 彼を想う彼女が可愛い。日記の内容も可愛いく主人公に読まれてしまうと、こっちも恥ずかしさが移ります(笑) 謎がとけた時、なるほど!!と思いました。ラストも良かったです!2020/02/24
秀玉
26
最後のエンディングにげんなり。私は内容にコメントせず生きた証として読了の気持ちを残すが、今回だけは違う。彼女に「好きです」と言わせるが、それ以外の言葉をせまる主人公。彼女が好きですと言ってくれて、主人公もそれを返すのが男では。それが、「好きです」と言わせたあと、これでもか~的に、他に言うことはないのかと迫る主人公。あ~なんなんだよお前。こうなるいきさつがあり、彼の気持ちの表し方がこの発言ともとれるが、私なら「これまでほんとうにごめん、君の魅力に気づかなかった。今は君が心配で、夢中過ぎて怖い」ぐらい言えよ。2022/07/29
蕭白
10
ハッピーエンドがあって良かったです。彼女の恥じらう姿が微笑ましかったです。買って良かったと思えた1冊です。2020/02/08
MAMI.
6
★★★★☆2020/04/26
ひので
6
夜寝る前に読み始めたけど、先が気になって気になって、結局一晩で読んでしまった(笑) 眠いです← 久しぶりに止まらないほど夢中になれました。結末は結構、考えればまぁそれしかないよなと納得してしまって、そんなに意外ではないんだけど、結末に至るまでが面白かったです。あと、一途すぎて可愛い。2020/02/28