出版社内容情報
ラボから脱走した「わるいうさぎ」、穴に挟まった饒舌な「ねずみ」、"夜の当番"をさせられる「たぬき」、猛獣を愛し、食べられたいと願う「うさぎ」、生き別れた母を捜す「とり」──彼らがいる世界は、どこかで少しずつ繋がっている。切なさに涙があふれる大人の童話集。
中島さなえ[ナカジマ サナエ]
著・文・その他
内容説明
ラボから脱走した「わるいうさぎ」、穴に挟まった饒舌な「ねずみ」、“夜の当番”をさせられる「たぬき」、猛獣を愛し、食べられたいと願う「うさぎ」、生き別れた母を捜す「とり」―彼らがいる世界は、どこかで少しずつ繋がっている。切なさに涙があふれる大人の童話集。
著者等紹介
中島さなえ[ナカジマサナエ]
1978年兵庫県生まれ。大阪音楽大学短期大学部卒業。父は故・中島らも。2010年『いちにち8ミリの。』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
117
動物の視点で語られるブラックな寓話集◆とりあえず読み終えてはみたものの感想が書けない。 ひとつひとつのお話しで語られている内容は分かるのだが、そこから先に思いを巡らせることができなかった。...で?...という感じかな。 当然、私の想像力と読解力の足りなさによるところが大きいのであるが、私には合わないのかなぁ。 みなさんのレビューを見てなるほどと思うところも。 ◆わるいうさぎ/イタいねずみ/おもいたぬき/ほしいいぬ/あまいうさぎ/みたいとり2020/08/29
きよりん
6
ブラック童話とでもいうのか・・最初にでてきたうさぎが、幸せになってよかった。読んで{だから何?}と、いいたくなった。作者のメインの主張がわからないままです。2018/10/09
ハルハル
5
知っていることが強みだと思っていたけど、知らないからこそ、強気でいられることもある。見えてる先を甘んじて受け入れるのではなく、自分で居場所を新たに見つけに出るのもいいかな。登場した動物達の新たな生活に幸あれ!2018/11/03
ゆき
4
ほのぼのしてる風で実は深かった!別々の話の様で実は繋がっている短編集。色々あったけど後々気付いてくれてホッとしてジーンと来るお話達でした。確かに大人の童話!読みやすかったです。2018/12/27
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3
RB203、いい奴じゃん。ステキな名前を見つけることをお祈り致します。 ところで、ラボの存在がやけに不安に思えませんか?2018/10/14